エジプトの旅行会社 トライウェイズトラベルです
出掛けると、運悪く無駄足になり、
歩いて帰っている途中に思い出した
Banque Misrには創立者の部屋が残されていて、
それが見られるという知人の話。
よし、行ってみよう!
Banque Misrの建物はこのタワーがあるところのほか、右側にも2軒連なっています。
ロゴマークはクレオパトラ?
古代エジプトの女王がモチーフのようです。
1920年 タラアト・ハルブ(1867-1941)によって設立されたBanque Misr
博物館は、彼の部屋で、
博物館への入場は、現在、V.I.P.のみしか入れないそうで、先日はフランスの大使が来られたそうです。
グランドフロアーに、タラアト・ハルブの愛用の品々や、
サダート大統領から授与されたネックレスなど展示されています。
その中には、博物館へ入らなくても十分!と思えるお宝が展示されています。
それは、ナポレオンのエジプト誌オリジナル13巻?
これを見れただけでお得な気がする~
そして、マメな修繕が欠かせないと思える
見れば見るほど、素晴らしいつくりのグランドフロアー
2階にあがれば、ステンドグラスが近くに見えて、
警備員に怪しまれながら、ゆっくり見させて~
タラアト・ハルブは、銀行のほか、保険、テキスタイル、出版、映画、海運業などを手掛け、
1932年には、エジプト航空を
そして、その2年後には旅行会社がつくられました。
こちらもタラアト・ハルブがつくったなんて、
初めて知りました
エジプト経済を活性化した男タラアト・ハルブ
彼の立像があるタラアト・ハルブ広場は、銀行から少し離れた場所にあります。
広場にタラアト・ハルブと名付けられたのは、
彼が亡くなって10年以上経った1954年でした。
それまではムハンマド・アリーの下で将軍だったスレイマン・パシャの名がついていましたが、
ナーセル大統領がムハンマド・アリー王朝とイギリス占領時代を思い起こすものは
すべて取り除くという意図で、タラアト・ハルブの名が用いられました。
イギリスによる支配に対して、
反英ムードが高まり、民族独立運動の出発点となった1919年革命の1年後、
銀行を創設しました。
外国資本の入っていない銀行を創設するのに想像もつかないような
多大な尽力があったのでしょうね。
タラアト・ハルブが53歳のときです。
ダウンタウンにある広場の中で断トツに美しいタラアト・ハルブ広場は
彼の功績に相応しい広場だと思います。