春はスピード! | まるがおのつれづれ日記

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東京都在住、自称エッセイスト、そしてサブ4ランナーの丸顔のまるがおが、ランニングのことや、ふと思ったことを気まぐれに書いた日記です。

皆さん、こんにちは。まるがおです。
 
今年は桜の開花が早かったですね。
ウチの近くの桜は、満開になったのとほぼ同時に花曇りで低温の日が続いたため、例年よりも長く楽しめています。
 
今はチラホラと散りつつあり、それもまた美しい。
桜の花って本当に不思議です。どうしてこうも人の心を引くのでしょうか。
 
(荒川の河川敷、私がよく走るランニングコースに咲く桜です。散り際も美しい。)
 
さて、先月まででタイムを狙うレースは終了しました。
熊谷のハーフマラソンのレースを走り終えてからは数回ジョギングをしただけで、3月後半はほぼ休養をしていました。
でも今週末から4月に入りましたので、心機一転です。
 
春はスピード、です。
清少納言も枕草子の冒頭でこう述べています。
 
春はスピード。やうやう速くなりゆくためには、すこしアゲアゲで、紫だちたる顔のヤバく追い込みたる。
 
清さんもまったくいいことを言う。
要訳すると、顔が真っ青になるまで頑張って速く走ればスピードがつくよ、やっぱり春って素敵な季節だよね、ということ。
 
そこで、春何番か分からない強風が吹き荒ぶ河川敷、桜散る花曇りの空の下で、今月47歳となるおっさんが一人、ふがふが言いながらレペティショントレーニングを敢行しました。
 
一口にスピードトレーニングといっても、おそらく色々なやり方があるのだと思いますが、メジャーなのはやはり、レペティションとインターバルではないでしょうか。
 
実は今まで、私はレペティションというトレーニングはしたことがありません。
今までは、スピードトレーニングをするとしたら、もっぱらインターバルばかりをやっていました。
特にレペティションを避けていた訳ではないですけど、やり方がよく分からなかったので。
 
インターバルもレペティションも、疾走と休憩を交互に繰り返すことは同じです。
一番の違いは、インターバルが完全に休養する前に次の疾走をするのに対して、レペティションは休憩を長く取り、完全に休養してから次の疾走に入るという点です。
 
そのためレペティションの方がインターバルよりもペースが速く、また、基本的に短距離です。
 
そして、そもそもインターバルとレペティションではトレーニングの目的が異なるようです。
レペティションを行って得られる主な効果は、絶対的なスピードのアップと効率の良い走り方の体得(ランニングエコノミーの向上)。
 
スピードには比較的自信のある私ですが、できればもっと速く走れるようになりたい。
最近特にそう思っています。
 
以前からキロ3分半くらいのペースで颯爽と走る上級市民ランナーを見て、漠然とした憧れを抱いておりました。
それほど長い距離を走れなくても、それくらいの速いペースである程度走れるようになれたら、きっとカッコ良かろう。
 
そこで登場するのがレペティショントレーニング、という訳です。
スピードの絶対値を引き上げる効果が期待できるからです。
 
私が調べたところ、レペティションには次のようなルールがあります。
其の壱、疾走時間は2分を超えてはならぬ。
其の弐、疾走する距離は、合計して週間走行距離の5%を超えてはならぬ。
 
それらを加味して私が今回挑んだメニューは、疾走1分×5本。
目安のペースは、先日のハーフマラソンの結果から得られたVDOT54.4のR(レペティション)ペース、3分24秒。
 
このペースで1分間走ると、だいたい300メートルになります。
つまり、5本走ると1500メートル。
私の平均週間走行距離はだいたい30〜35キロくらいなので、1500メートルならば、5%以内に収まるという計算です。
 
完全休養が必要とのことでしたので、ちょっと長いかなと思いましたが、レストは4分としました。
疾走時間と合わせて5分となるので、漠然とキリがいいかなぁと思ったのです。
 
初めて行うレペティション。
普段そのペースで走ることのない、身の毛もよだつような速いペース、という意識があったからかもしれません。
一本目からオーバーペースでした。速く走ることに必死となり、設定ペース通りに走ることができませんでした。
 
レストを4分も取ったせいで完全回復はするものの、オーバーペースで走り続けたせいか、股関節周りがバッキバキ。
普段は何ともない内股の筋肉に凝りを感じました(幸いなことに、ケガはありませんでした)。
 
1本あたり1分という短いランですが、これはなかなかキツく、5本を走り終えると、ほとんど体力を消耗していました。
レペティションの後のダウンジョグを3キロくらい走ろうと思ったのですが、疲れ果ててしまい途中でやめました。
 
結果はこの通り(奇数が疾走区間)。
すべて設定よりも速く、特に送り風だった4本目は3分4秒のペースでした。
明らかにオーバーペースです。
 
 
300メートル程度で私は息が上りますが、エリートランナーはこのペースでフルマラソンを走り切ります。
エリートランナーの凄さをまじまじと感じました。
 
今回、レストは4分取りましたが、時間を持て余しました。
2分30秒から3分くらいがちょうどいいように感じました。
 
家に帰って風呂に入ると、疲れ果ててバタンキュー。ちょっと昼寝をする羽目に。
身体にかかる負荷が予想以上に高かったようです。
 
でもなかなかいいトレーニングができたと思います。
次回は疾走ペースとレストの時間を改善して、このトレーニングは続けていこうと思います。
 
目指せ、キロ3分半ペースランナー。