第33回熊谷さくらマラソン大会(ハーフマラソン) | まるがおのつれづれ日記

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東京都在住、自称エッセイスト、そしてサブ4ランナーの丸顔のまるがおが、ランニングのことや、ふと思ったことを気まぐれに書いた日記です。


皆さん、こんにちは。まるがおです。

ちょっと遅くなってしまいましたが、先週、ハーフマラソンの大会に出場しましたのでそのご報告をしたいと思います。

ご報告の前に1点。
こちらの大会では諸事情があり、写真を一枚も撮りませんでしたので、文字だけでのご報告となります。
ややさみしいですが、ご勘弁を。そして本当に走ってきましたので、誤解なきよう。

先週の日曜日、3月19日に、「熊谷さくらマラソン大会」に出場しました。
埼玉県熊谷市は私の故郷で、今なお実家があり、30歳になるちょっと手前まで実家で暮らしていました。

そんなこともあり、私が学校以外で初めての参加した市民マラソン大会が、この熊谷さくらマラソン大会なのです。
毎年桜の咲く頃に行われている大会で、今年で33回目となりました。



 

初めて参加したのは大学生の時ですから、もう四半世紀ほど前の話。
大学生の時に2回ほど走ってからしばらく参加していませんでしたが、10年ほど前からまた参加するようになりました。

それからは毎年参加していましたが、ここ数年はコロナの影響で中止が続いていました。
今年は2019年の大会以来、実に4年ぶり。
ようやくホームの大会に帰ってきた、という感じがありました。

熊谷さくらマラソン大会は、市内の一部を巡る市街地コースです。
何度も走っている私としてはほとんど勝手知ったコース。

青春時代を過ごした場所ということもあり、コースのあちこちに懐かしさがあります。
そのうえ、沿道には老若男女様々な人が応援をしてランナーを出迎えてくれ、お祭りのお囃子の音色もあちらこちらで聞こえました。

このほのぼのとした、このゆるい感じ。緊迫感をまとわない空気のような声援。最高です。
気持ちは鼓舞されますが、変に気負いなく、マイペースで走れます。

レース当日は、雲一つない青空が広がり、やや暖かくはあるけれど暑すぎない。そして風も穏やかでした。
いつもは赤城山から吹き下ろす強い風がコースのあちらこちらで吹き渡るのですが、この日は4年ぶりの開催に冷や水を浴びせないように、風が自重しているようでした。

そうです。最高のマラソン日和。

このレースで私は、ハーフマラソンの自己ベスト更新を目標としていました。
本当は今年の1月に参加する予定だった赤羽の「ハイテクハーフマラソン」で自己ベストを更新する予定でしたが、直前にケガをしてしまったため、出走を断念したのでした。


3月は気温が高くなったり、春の強風が吹き荒れたりするので、なかなかタイムを出しづらいと思っていたのですが、この環境ならいけると思いました。

シューズは、昨年の秋から勝負レースで履き始めた、ヴェイパーフライ2です。
ハーフマラソンでヴェイパーを履くのは初めてだったので、最後まで足が持つか不安でしたが、高速で安定走行をできるこのシューズがうまくかみ合えば、自己ベストを超えられるという自信がありました。

 

 


これまでのハーフマラソンの自己ベストは、コロナ前の2020年2月の「守谷ハーフマラソン」で出した1時間28分14秒。
計算上、1キロ当たり4分10秒のペースで走り続けられれば自己ベストを更新できるため、4分5~10秒くらいで走れればいいな、と思っていました。

これは私にとってはかなり速いペース。後半まで持つかどうかとても不安でした。
途中でオーバーヒートして、後半、大失速してしまう可能性だってある。
でもそれでも、最初から攻めるしかない。そうしなければ、自己ベストはないのです。

スタートしてしばらくは、道幅も広く、追い風に乗ってスムーズに走れました。
最初の1キロの入りは3分58秒。やや速い。でもその後も順調に、キロ4分前後のラップを刻みながら走りました。

レース序盤、桜並木の下を通るも、咲いている花はほとんどありませんでした。
でもわずかに開いた花を見つけると、それだけでテンションが上がりました。
桜パワー!

時計は相変わらず4分前後のタイムを表示していました。数字だけ見たら当初の予定よりも速く、やや不安にはなりました。


でも体感はそれほどキツくはなく、リズムよくピッチを刻みながら、前に前に順調に動いているように思えます。
沿道の声援に、「ありがとうございまーす」と応える余裕さえありました。

そのまま10キロが過ぎ、15キロが過ぎ。
徐々に苦しくなってきて、序盤の余裕はだんだんなくなってきましたが、それでも大きく失速はせずに、走り続けることができました。
これも沿道の声援と、桜パワー、そして、スーパーシューズ、ヴェイパーフライのおかげです。

ただ、やはり不安は的中して残り3キロくらいのところで足が重くなってきました。
この足の重さ、フルマラソンの最後とはまた違った感じです。


長距離を走ったことによる足の疲弊というよりも、自分の能力値を超えて足を酷使してしまったことによるもの。おそらくは。

ついには足が上がらなくなり、19キロから20キロの1キロのラップは4分12秒まで下がりました。
しかし最後の1キロはまた少し、4分4秒まで盛り返して、苦しみながらのゴール。
いやぁ、キツかった。

最後少しだけ失速しましたが、結果的にはそれまでの自己ベストを3分以上も縮めることができました。
1時間25分1秒(平均ラップ4分2秒/km)という、自分でもびっくりのタイム。
目標を達成しました。新たな自己ベストを樹立しました。



 



キツくはありましたが、とてもいい気分で走り終えることができました。
充実感もひとしお、シーズンエンドを最高の形で締めくくりました。

これで今シーズンは終了です。
振り返ってみると、サブ3.5は達成できませんでしたが、フルマラソン以外の5キロ、10キロ、ハーフはすべて自己ベストを塗り替えることができました(シューズはすべてヴェイパーフライ)。

シューズの力によることも大きいですが、フルマラソンを2回走り、そこに向けてのトレーニングも積んだので、私の走力も上がったのではないかと思っています。

次のシーズンこそは、サブ3.5が達成できますように。
長距離を走るのは本当に苦手なのですが、避けては通れない道なので、何とかやる気スイッチを入れて頑張ります。