紅茶マーケット

前回の続きだ。シリーズ化とか言いながらただの連続投稿になっているという指摘をしないでいただきたい。ただ1回で投稿すると長すぎて私も見る気が失せるから小出しにしているだけである。
 

3.    紅茶花伝の地位確立

 

紅茶業界にはまだまだ大きな会社がある。その一つがコカ・コーラシステムである。

ここは紅茶花伝を販売している会社なのだ。紅茶花伝、言わずとしれたロングセラー。

 

しかし近年、このロングセラー商品も時代に合わせた改革を迫られたのである。

そこで2018年に発売したのが

「紅茶に果汁をたっぷり注ぐ」コンセプトの「紅茶花伝クラフティー」

販売15ヶ月で累計出荷本数が1億4千万本を突破し、2年目も順調に販売数を伸ばしている。

 

第1弾は「贅沢絞りオレンジティー」第2弾は「贅沢絞りピーチティー」

20代後半以上の大人の支持を集め、独自のポジションを短期間で築き上げた。

今年の夏は「贅沢絞りアップルティー」を発売し、通常の2倍の量の茶葉を使った香り高い紅茶に芳醇なアップル果汁、はちみつを加えたスイートルーム並みの贅沢な設計で展開している。

 

しかしこの商品、すっきりだろうか?さっぱりだろうか?答えはNO。

日本コカ・コーラ社のマネージャーも

“クラフティー”は、カロリーは気になるけれども、忙しい毎日の中で気分転換できるような甘さがほしい、素材の良さや自然さを感じる罪悪感の少ないものを選びたいという方々から支持されている。果汁をたっぷり使った“クラフティー”で既存の紅茶ユーザーに限らず、自然な甘みを求める大人層に幅広くアピールしたい」

と語っている。まさに独自の販売戦略なのである。

 

 

4.  リプトンが目指す「おいしい紅茶のある豊かな時間」

言わずと知れた超ロングセラー。

「暮らしを支えるロングセラーブランド」の一つであるリプトンにスポットを当てよう。

 

リプトンが日本に初上陸したのは1906年。そこから100年以上、身近な存在として機能してきた。こだわりの「イエローラベル」

日本人なら誰でも知っているイエローラベルは変わらない味であり、今でも愛され続けている。

 

渋みをやや抑えた、紅茶のコクと香りを合わせたこの定番商品、実は日本人用にブレンドされている。だから、海外に行くと、同じイエローラベルでも味か違う(のかもしれない)。

毎年、出来が違う茶葉をブレンドして均一の品質を保つ「マスターブレンダー」ティーエキスパートが日本に1人いるが、なんと世界では10人しかいないのである。まあ、なんと贅沢な。

 

さらにこだわりとしてあげられるのが、「ピラミッド®︎型ティーバッグ」

ジャンピング現象をティーバッグで再現するという偉業を消費者に提供してきた。

美味しさと手軽さの兼ね合いを追求した、この会社の努力の賜物なのである。

 

このリプトン、最近カフェインレスティーを売り出した。近年の流行りに乗っかった形である。

しかしなんでこのタイミングなのか。それはカフェインレスティーの味にある。

やはりカフェインレスは美味しくないという意見があるのだ。

 

ではなぜ、リプトンがカフェインレスを売り出したのか。

もちろん自信のない商品を売りだすのではなく、味と品質が保証されたから売り出したのである。

茶葉もティンブラ(なんと高知県産)というイエローラベルとは違う茶葉を採用したそうだ。

この自信の塊、一度テイスティングしてみてはいかが。