それでは12/19に1横浜サムズアップまでband HANADAを見に行ってきたので、いつものように感想等書いておきたい。
今月二度目のband HANADA。こんな機会はめったにないので嬉しい。この店に来るといつも陣取るあたりに席を取り、いつもの花田メイトといろいろお喋りしながら開演を待つ。
また横浜サムズアップのバンハナではすっかりおなじみのPOCHIさんのDJがこの日もあり、その選曲がまた素晴らしくて、開演までの待ち時間を楽しく過ごすことが出来た。毎回ありがとうございます。
ロッド・スチュワートやスティービー・ワンダーやキッスやクイーン等の洋楽に加えて、シナロケや山下久美子なんかもまぜてくれて嬉しいったらない。
私もすっかり顔なじみになったのでご挨拶させていただきました。
開演時刻を5分くらい過ぎたところでメンバー登場。この日の花田さんのギターは赤のES-335だった。
1曲目は「AFTER MIDNIGHT」だった。この曲は所沢ではやらなかったので嬉しい。曲が始まるともういつものバンハナサウンドで、いつも書いているが骨太のグルーヴがもうひたすら気持ちいい。
その後「LONESOME TRAIN」をやった後、なんと「あの娘には判らない」ですよ!!!所沢でも長野でもやらなかったこの曲、久々に聴けて嬉しい。井上さんがコーラス入れてくれるのがイイ。
そしてなんとロン・ウッドの「SEVEN DAYS」ですよ!!!この曲も最近あまりやってなかったので聴けて嬉しい。「今日のセットリストは攻めてるなあ」という印象をこの段階で受けたが、実はこんなもんじゃなかったのだ。
続く「お天道さま」のゆったりとしたビートに酔いしれ、その後の「ひとつ」ではと性急なビートに乗りまくるという、緩急のある2曲に続いてはサンハウスの「あて名のない手紙」ですよ!!!この曲はわりと最近よくやってくれるが、それでも長野、所沢では聴けなかったのでここで聴けて嬉しい。
そしてその後なんとなんと!!!「MYSTERY」ですよ!!!いや驚いたのなんの。ジプシーズでは昔一度だけやってくれたことがあるが、band HANADAでは初めて。
もうほんと良かった~~~!!!この曲がまたバンドセットで聴ける日が来るとは。本当に感動的でした。後で調べてみたら2009年の5/24の渋谷CRAWLのジプシーズ以来なので、実に16年ぶりの快挙!!!
そんな感じで客席が騒然とする中、この曲で1部終了。1部は全8曲。約50分弱くらいでした。
そういう訳で興奮冷めやらぬ私はDANDYさんのところへ行って「MYSTERYはband HANADAではやったことないですよね?」と確認に行ったりしてしまった(笑)。だってこの興奮を分け合いたくて(笑)。
またこのインターバルの時間にもPOCHIさんのDJがジャムやバングルスやプリテンダースなんかのゴキゲンな曲を流してくれて、インターバルの時間も気分が上がったまま(笑)待てました。
そういう訳で約20分ほどのインターバルの後2部開始。最近おなじみの「Call Me the Breeze」に続いて私の大好きな「遠くまで」に酔いしれる。
その後なんとサンハウスの「おいら今まで」ですよ!!!2月3月の穴井さんとのジョイントライブでやってくれていたが、band HANADAでは久々で嬉しい。井上さんと大西さんがノリノリでコーラス入れてくれるのも嬉しい。
続いてのニール・ヤングの「CINNAMON GIRL」も、band HANADAでは久々で嬉しかったなあ。続いての「お願いひとつ」のゆったりとした地を這うようなグルーヴに酔いしれた後に、所沢でも披露した「Cold Rain」ですよ!!!またこの名曲が聴けて嬉しい。
そしてサンハウスの「にわか~雨」ですよ!!!この曲のイントロの花田さんと大西さんのギターの掛け合いが素晴らしい。
その後の「rollin' on」では、花田さんがチューニングしながらも「始めていいよ」と椎野さんに言って曲がスタートするも、なかなかチューニングが合わなくてイントロが長くなるというハプニングもあったものの、始まってしまえばそのおおらかでゆったりとしたグルーヴがひたすら気持ちいい。
この「rollin' on」で2部終了。2部も全8曲で50分ちょっとくらいでした。
その後アンコールへ。アンコール1曲目はサンハウスの「あとのまつり」だった。最近定番となりつつあるこの曲だが、とうとうアンコールナンバーに昇格した模様。このブルージーな感じが気持ちいいんだよなあ。
そして続いての「STONE」で締め。この曲も一時期全然やらなかったけど、ここ数年は定番になってて嬉しい。
そしてこの「STONE」でライブ終了し、珍しくメンバー紹介があった後にバンドが楽屋に戻るところでジョン・レノンの「Happy Xmas」が流れるタイミングがまさにドンピシャ。POCHIさん、素晴らしかったです。
アンコールは一回。全2曲で約10分ちょっとくらいでした。
そういう訳で全体で2時間くらいの、素晴らしいライブでした。花田さんはボーカルもギターもすごい良かったし、大西さんのギターも良かった。花田さんとの絡みはもちろんだが、この日はいつもより大西さんがギターソロをとる場面が多かったように思う。これも新機軸だろうか。
井上さんもベースにコーラスにと大活躍だったし、椎野さんのドラムもすごく良かった。
ただ、花田さんのES-335がチューニングがすぐずれるようで、ほぼ1曲ごとにチューニングしてた。だいぶ苦労してたみたいなので、所沢より曲数が減ったのはそのへん関係しているかも。
それと、所沢とはセトリを変えてくるかもと思ってはいたが、まさかこんなに変えてくるとは思わなかった。
この急なやる気(笑)の正体は何なんだろうか?と思って友人にも聞いてみたのだが、「ジプシーズがライブやらなくなったから」と言った人がいて、すごく腑に落ちた。
昔のインタビューで花田さんは「ジプシーズ、band HANADA、そして流れを並行してやることで、飽きがくることなくやれる」というようなことを言っていたのだが、ジプシーズのライブがなくなってband HANADAだけになったことで、band HANADAの中でバリエーションをつけることが必要になってきたのかもしれない。
またこの日はクリスマスが近いということで、ステージもクリスマス仕様の飾り付けがあり、POCHIさんのDJもデヴィッド・ボウイ&ビング・クロスビーの「LITTLE DRUMER BOY」やバンドエイドの「DO THEY KNOW IT'S CHISTMAS?」やキース・リチャーズの「RUN RUDOLPH RUN」といったクリスマスソングを流してくれて、ライブを祝祭してくれているようで素晴らしかったです。
最後に。この横浜サムズアップが入っている相鉄ムービルは建て替え工事が予定されていて、いつまで横浜サムズアップがあるのか不透明な状況になっている。
次のband HANADAのホームグラウンドが何処になるのか不明だが、この日のような素晴らしいライブはやはり横浜サムズならでは、という気がする。あと何回ここでband HANADAを見ることができるかはわからないが、最後のその時までつきあいますぜ。
band HANADA 2025.12.19 横浜サムズアップ
(第1部)
01.AFTER MIDNIGHT
02.LONESOME TRAIN
03.あの娘には判らない
04.SEVEN DAYS
05.お天道さま
06.ひとつ
07.あて名のない手紙
08.MYSTERY
(第2部)
09.Call Me the Breeze
10.遠くまで
11.おいら今まで
12.CINNAMON GIRL
13.お願いひとつ
14.Cold Rain
15.にわか~雨
16.rollin' on
(アンコール)
17.あとのまつり
18.STONE



