それでは9月5日に高崎CLUB JAMMER'Sまで「ロックンロールスター千一夜 VOL.5」を見に行ってきたので、いつものように感想等書いておきたい。
毎年高崎で行われるこのイベントだが、私も楽しみにしていて、どうしても都合がつかなかったVOL.3以外は毎年参加させていただいている。今年はARBのKEITHさんが参加ということで、決まった時から楽しみにしていた。
実は私は元ARBキッズで、「YELLOW BLOOD」から解散まで、そして復活してから活動停止するまで、ずっと追いかけていたのだ。それに市川勝也さんも参加ということで、こちらも久々に見れるのを楽しみにしていた。
入場前に今回のTシャツも買い(出演者全員の名前が背中に入っているので、毎年買ってます)、入場後はステージほぼ正面の前から3列目くらいのポジションを確保し、何故かこのあたりに固まったいつもの花田メイトのみなさんとお喋りしながら開演を待つ。
ほぼ開演時刻にライブ開始。香川さんの挨拶の後、1発目のARBユニット。KEITHさんを見るのは一体何時以来だろうか。お元気そうで何より。
ギターは香川誠さんと本田毅さんの二人。ベースは西山史晃さんという布陣。ベースは市川勝也さんと予想していたのでこれは意外だったが、やはり香川さん、西山さん、本田さん世代にとってARBというのは特別なバンドで、KEITHさんが来るならぜひ一緒に、ということなのだろう。本田毅さんのPERSONZはARBオフィスだったし。
そしてボーカルのニューロティカのATSUSHIさん。もう出てきた瞬間に大ウケ。迷彩柄の上下にヘルメット、リュックにメガネというのは見る人が見れば「トラブル中毒」のコスプレだというのは一発でわかる。
セトリはいつものように最後に書いておくのでそちらを参照してほしいが、最もファンの思い入れが大きいと思われる田中一郎時代の、代表曲のオンパレード。私も久々に血が騒いで一緒になって歌ってしまいましたよ。
ドラムのKEITHさんの音は昔のままだし、ギターのお二人もリフやギターソロを完全再現してるし、ベースの西山さんも完璧。
そしてボーカルのATSUSHIさん。ARBの大ファンとして名高いこの方だが、実はライブを見るのは初めてだったのだが、すごく良かった。またところどころで石橋凌さんのMCの真似を入れたりして大ウケしていた。ご本人は「なんちゃってARB芸人」と言っていたが、いやその本気度は半端じゃないです。
個人的には「Naked Body」には痺れた。この曲大好きなんだ。やってくれて本当にありがとうございます。
そんな感じで約40分くらいのステージ。もっと見たかったと思えるくらい、素晴らしいライブでした。
約20分くらいのインターバルを置いて香川誠さん、古市コータローさん、茂木洋晃さんによるアコースティックユニット。昨年もこの組み合わせで、タンクトッパーズというユニット名もその時に決まった。名前の通り3人ともタンクトップ(茂木さんは途中から)。
ライブは各自2曲ずつボーカルを取るスタイル。香川さんの「やさしい悪魔」、古市さんの「ルパン三世その2」良かったなあ(「足元に絡みつく」というアレね)。
曲間には香川さんが古市さんや茂木さんをいじるMCで笑いを取る。ただ、6曲しかやらなかったわりにはMCが長めで、ちょっと冗長に感じてしまったのは否めない。このユニットは55分くらいやっていたのだが、MCを控えめにすればもう少しコンパクトにまとまったのではないか。ライブ自体は良かったので、そこが少し不満だった。
約15分くらいのインターバルを置いて、最後の花田さんユニット。ドラムが池畑潤二さん、ベースが市川勝也さん、そして花田さんという3/4ジプシーズ。そこに香川誠さんが加わるという完璧な布陣。花田さんのギターはグレコのストラトだった。
ライブはドクター・フィールグッドの「I CAN TELL」から始まった。その後曲は「MONA」「SHE DOES IT RIGHT」「なまずの唄」と続いたのだが、最初から花田さんが飛ばす飛ばす。ボーカルも力強くギターも弾きまくりで、こんなに荒ぶる花田さんを見たのは何時以来だろうか。いや、カッコ良かった。
その後の「キャデラック」では最後の歌詞を花田さんが「キャデラック!!!」と絶叫していた。いや、驚いたやらカッコいいやら。
花田さんをよく知らない人には「お前は何を言っているんだ?」と言われそうだが、クールな花田さんはめったにステージで絶叫なんかしないんですよ。もうこの冒頭だけで心つかまれてしまった。
その後「スーツケースブルース」をしっとり聴かせた後、「悲しき恋の赤信号」「ロックンロールの真最中」とサンハウスを連発。このへんは前日に花田さんがやっていた「PLAY THE SONHOUSE」からの流れか。「悲しき恋の赤信号」が聴けたのは嬉しかったなあ。
その後「I'M FLASH」、「DO THE BOOGIE」と怒涛の展開。いや、凄かったです。
ここで香川さんが古市コータローさん、茂木洋晃さんを呼び込む。ここからルースターズナンバー3連発。
「DISSATISFACTION」が終わった後、茂木さんが「最高だよ!!」と言っていたが、ほんとそう思う。
続いての「FOOL FOR YOU」は大好きな曲で、会場も大盛り上がりで大合唱。
その後の「気をつけろ」ではイントロが合わずやり直す場面もあり、途中構成があやしいところもあったが、勢いで押し切るところがまたカッコイイ。
また、茂木さんと古市さんが入る際、スタッフが花田さんのマイクスタンドを横にずらしたのだが、その時は花田さんは「歌わんよ」とか言っていたが、その後3曲ともバッチリコーラス入れていたのも良かった。
またどの曲かは忘れてしまったが、途中のギターソロを花田さんが古市さんにふる場面もあり、この盛り上がりの中でも花田さんの気遣いが嬉しい。
そんな感じで大盛り上がりのうちに終了。もちろんアンコールを求める拍手は鳴りやまなかったのだが、香川さんが出てきて「アンコールは出来ません」と言うと客から悲鳴のような「えーっ」という声が。
またその後「打ち上げの費用にするのでTシャツ買っていって」とのことで、アンコール無しで終了となりました。どうも音出していいのが22時までだったみたいです(実際は22:05くらいに終了)。
いやー、それにしてもこの日の花田さんは良かった!!!最高でした!!!花田さんに凄みを感じました。
前回見たSION with THE MOGAMIの感想で、「花田さんのギターは詫び寂びの境地」なんて書いてすいませんでした。あれはシオンさんモードだったんですね。
この日はギターは弾きまくっていたし、ボーカルも力強くて、数年に一度くらいの花田さん神モードでした。それも荒ぶる神。
池畑さんのドラムもそれに乗せられたのかいつも以上に鬼神モードで素晴らしく、ベースの市川さんも長年池畑さんとジプシーズで組んでいたので、リズム隊のコンビネーションもバッチリでした。市川さんはジプシーズではあまり見せなかったアクションも何度も決めてました。
そして香川誠さんのギターも素晴らしかった。暴れまわる花田さんのギターを的確にサポートしていた。メンバー紹介の時に「これがやりたくてやってるみたいなもんなんで」と言ってくれたくらい、花田さん、池畑さんとやるのが嬉しくて仕方ないみたいだった。途中二人で向き合ってギターを弾く場面も多数あり、ほんと最高でした。
そういう訳で、「ロックンロールとはこういうものだ」というのを50分に凝縮したような、夢のような時間でした。この日見に来れた花田さんファンは僥倖だった。終わった後みんなで「今日の花田さんは良かった」「最高だった」と言っていたくらい。
それで、後から「こんなことなら第2部をもうちょっとコンパクトにまとめてくれれば、アンコールやる時間が出来たのでは?」とも思ったのだが、ここで第2部のある場面が思い浮かぶ。
2部のライブ終盤に茂木さんが「時間押してない?」と香川さんに聞いたら「いや大丈夫」と言っていたのだ。
ここからは私の想像だが、ある程度2部を引き延ばすのは予定通りだったのではないか。
理由としては、花田さんは前日に福岡で「PLAY THE SONHOUSE」をやっており、当日の午前中に長距離移動で高崎入りしたのだろう。そこで花田さんから申し出たのか香川さんから提案したのかはわからないが、「今日はアンコール無しで」と決まったのではないか。
このライブのプロデューサーでもある香川さんが時間配分を考えていない訳ないので、おそらくそうだったのではないかと想像する。
その結果、50分全力疾走の怒涛のライブになったような気がする。実際古市さんと茂木さんが加わって以降は、アンコールみたいなノリだったし。
そういう訳で、最高のライブでした。ライブ終了後も興奮冷めやらぬ私は、以前の回のTシャツが500円で投げ売りされていたので、まとめて4枚買ってしまいましたよ(笑)。せめて打ち上げの費用の足しになったのなら幸いです。ぜひまた来年もやってください。
ロックンロールスター千一夜 VOL.5 2026.09.05 高崎CLUB JAMMER'S
<KEITH&香川誠&本田毅&西山史晃&ATSUSHI>
01.クレイジー・ラブ
02.イカレちまったぜ!!
03.乾いた花
04.ダディーズ・シューズ
05.Naked Body
06.トラブルド・キッズ
07.Tokyo Cityは風だらけ
08.魂こがして
<香川誠&古市コータロー&茂木洋晃>
09.やさしい悪魔(VO=香川)
10.ルパン三世その2(VO=古市)
11.スローバラード(VO=茂木)
12.いちご白書をもう一度(VO=香川)
13.夏の終り(VO=古市)
14.STAND BY ME(VO=茂木)
<花田裕之&池畑潤二&香川誠&市川勝也>
15.I CAN TELL
16.MONA
17.SHE DOES IT RIGHT
18.なまずの唄
19.キャデラック
20.スーツケースブルース
21.悲しき恋の赤信号
22.ロックンロールの真最中
23.I'M FLASH
24.DO THE BOOGIE
(古市コータロー、茂木洋晃 IN)
25.DISSATISFACTION(VO=茂木)
26.FOOL FOR YOU(VO=茂木)
27.気をつけろ(VO=茂木)



