ドイツ車は操作系が重い・硬い

何度か書いた通り、自社の自動車の品質や走行性性能を向上させる為に、車の先進国とされていたドイツと、輸出国・現地生産の米国に何度も趣き、データを取って役員向けの報告書を作成していました。

その為には自社の車がどの程度の品質なのか、走行性能を比較したらどうなのかという、現在位置を知らなければ評価は出来ませんね。

このような経験が、販売しているマジ軽ナットの効果を公平に比較・評価するノウハウに繋がっています。

その最たるものが取り付けてから1週間程度走ったら、取り外して下さい」というものです。

テスト走行で学んだ人間の感覚の特徴、良い状態から悪い状態になった方が遥かに感じ取れるので、そうお伝えしています。その結果、マジ軽ナットを外すと走っていて「気持ち悪い」、「車が不安定になった」等の報告が届いています。でも、それが今までの状態だったのですが…。

話を戻すと、まともな車が作れる世界でも数少ない国、日本・ドイツ・米国でに足を運び意識や感性の相違の調査も含めて調査をしたのです。世の中便利になったもので、今では世界の国と簡単にネットで繋がり、会議も出来ます。

でもそれは相手国のごく一部でしかありません。やはり現地に行ってその国の人と触れ合って、生活習慣とか民族の特徴とか、様々な事も含めるのが、マーケット調査なのです。

日本は今や世界第四位の移民大国になりましたから、今までの「お互いに譲り合って運転しましょう」が崩れかかっていますが、米国は移民の国ですから、様々な国の慣習で育ったドライバーが運転する。体格が多きく太い人も多い。大陸だから細かい事は気にしない大雑把な性格だけれど、移動距離は桁違い。

カリフォルニア州に住む私の友人は、通勤で片道130mile(200km)以上だそうですが、別に特別ではありません。

そのような長距離で道幅が広く直線が多い道を毎日乗るとなると、車体が大きくトルクがあって楽に乗れる車がいいとなります。産油国というのもあって、燃費は余り気にしない。それで頑丈な「エンジンはV8が最高」となるのでしょう。

一部の高級車を除くと、日本車は奥様が日常の足に使う、セカンドカー的な使い方も多い。

ドイツ人はゲルマン民族なので体が大きく力もある。道幅は日本の高速道路と変わりませんが、アウトバーンが国中に張り巡らされていて、必然的に移動距離は長くなりがち。何しろ無料ですから。

そうなると、力がある訳ですから操作系は重くても問題なし。力があるだけに故障しては困るし、想定耐用年数も長い。それで操作系、例えばパワーウィンドウのスイッチや空調のスイッチの操作が硬いのだと思います。長距離を一定の速度で走行する事も多いから、アクセルペダルの踏力も重い。

最初は「こんなアクセルペダルが重くて疲れないのかな?」と思いましたが、長距離を運転すると、アウトバーンの鉄則「右からは絶対に追い抜いてはならない」があり、遅い車は必ず追い越し車線を譲るので、日本のように高速道路でもアクセルをON/OFFするケースは少ないく、ペダル操作が重い事で一定の速度をキープしやすいのだと知りました。

今ではドイツ車を乗っている方が増えましたから、ドアのヒンジやキャッチを見せてもらって下さい。例えばVWのような大衆車メーカーでも、ごっつい作りになっています。

日本人は欧米人に比べたら体格はご存じの通り。特に女性は力が弱いので、メーカーとしてはそこに合わせるようになります。そして、想定耐用年数の違い。メーカーごとに違うでしょうけれど、長くても15年位を想定しているメーカーが多いのではないでしょうか。

これには理由があり、日本のメーカーは「とにかく新しい車に乗り換えて欲しい」のです。メーカー系ディーラーのメインは新車販売であり、新型車が出る事で購入意欲を喚起させる。部品供給が減るまたは途絶える事で、新車への乗り換えを促して企業利益に繋げるというサイクルがあります。

この辺りにの違いは家のサイクルと似ていると思います。「古い物には価値はない」のでしょうか。

オートバイメーカーに知り合いがいましたが、「古くなったオートバイに乗るのもいいですが、新車はいいですよ」と言われた事があります。

ところが、日本のオートバイに乗るドイツ人に言われたのは、「ベンツでもBMWでも時間はかかるけれど、古くなった部品は作って供給してくれる。古い車やオートバイが長く走っているのは、それだけ耐久性があるという実証なのに、どうして日本のメーカーはそうしないのか?」と言われました。日本の乗り物メーカーの方、聞いていますか?

マジ軽ナットで、例えば古い車のきしみ音が低減します。先月のエクスチェンジマートの駐車場でマジ軽ナットを取り付けた軽自動車のオーナーが、僅か200m程走っただけで、今までとの違いと車のキシミ音の低減が分かり、わざわざ会場まで戻って来られて報告して下さいました。

なぜそうなるのか?理由は簡単で、タイヤの本来の性能を低下させる要因はいくつもあります。その中に静電気の悪影響があり、タイヤの転がり抵抗を増やし、ゴム分子の動きを悪くしています。

静電気という悪影響を除電する事で、少ない力でも回転しサスペンションの動きも少し良くなります。ゴム分子が良く動くので、振動をより吸収してくれるので、車体のキシミ音も減少する。

何も古い車だけではありません。新車でも転がり抵抗の低減は大きなメリット。

更にタイヤが長持ちすれば、元が取れますね。

今回の台風の迷走で各地に大雨が降っています。そんな中、何人ものマジ軽ナットユーザーさんが心配して下さり、連絡を頂いています。

ネットショップからの購入ですから顔を合わせた事はありません。それなのに心配して連絡を下さるのです。

マジ軽ナットという新しい技術を通して人と繋がれるとは、思ってもみませんでした。きっと、除電チューニングの面白さや感動があるからなのでしょう。

わざわざご連絡下さったマジ軽ナットユーザーの方々、ありがとうございます。

今回の台風で過去の経験を思い出して記事を書きました。

元テストドライバーとしての考え方や、車の構造を熟知した内容となっています。

今日はちょうど防災の日でもあるので、一読頂けましたら納得して頂けるはずです。

「非常に勉強になりました」とのコメントが届いております。

乗り物の基本構造、そして運転技術を高める事で安全に運転出来るのです。

お知らせ

9月8日(日)厚木市 相模川河川敷 あゆみ橋で早朝午前5時より開催予定のエクスチェンジマートに出店の申し込みをしました。
天候による開催の告知は、開催予定日前日の13時にエクスチェンジマートのホームページで発表となります