すでにやっています
当ブログは毎回5,000文字前後の記事になってしまいます。
昨今は長い文章を読むのが苦手な人が多いそうです。今までにない技術や裏話が中心ですからどうしても長くなってしまいますが、決して内容は薄くはないと思います。特にメカに詳しいマニアックな方が良く読んで下さっているようです。そのような方ならこの除電方法が理に適っているか分かるはずです。
マジ軽ナットをお買いあげの際には、パンフレットとテストドライバーの経験を生かした”正しい比較方法”というペーパーをお渡ししています。
パンフレットには特許を持つ友人が私に打ち明けた”静電気を除電するきっかけとなった、気付き”が書いてあります。
”路面が濡れていると、車が静かにスーッと走る”のを不思議に思い、タイヤから路面に放電が足りていないと気付き「静電気を取ればきっといい事があるだろう」と静電気の除電の研究を始めました。
今から11年前の2012年の事です。まずは、これを頭に入れておいて下さい。
私は週に一回全く同じ乗り方をする無段変速の自転車(ママチャリ)があります。
もちろん各車輪に1個のマジ軽ナットが付いています。古い自転車で、それ以外には使いません。毎回同じ重さ(4.5kg)を積んで、行く場所は同じ、ルートも同じです。
つまり、走行条件は全く同じです。そのルート内には大きな国道を跨ぐ、自転車が走行可能な大きな歩道橋があります。
その長い歩道橋を登るのに、いつもは立ち漕ぎでも登れるかどうかギリギリ、足を着いてしまう事もあります。
ある日、ちょうど雨上がりの時があり、路面が濡れていました。それで、前述の言葉をふと思い出しました。「そうだ、座ったまま登れるかどうかやってみよう
」と思い付きました。歩道橋に差し掛かり、いつもの立ち漕ぎとは違い座ったままで挑戦しました。
すると、なんと座ったまま登り切れたのです。「おお、登れたぞ」と自分でもビックリです。
もう一度書きますが、家からは同じルート、同じ道、同じ積載量です。違うのは路面が乾いているか、濡れているかだけの違いです。その後2回、路面が濡れている時があり、試したら結果は同じ。路面が乾いていると、立ち漕ぎでもやっとなのも変わりません。
「これは、タイヤからの放電量が足りないんだ」と、確信を持ちました。それで、売るほどあるのだから(笑)「今度、乾燥した路面でマジ軽ナットを2個付けして走ってみよう」となったのです。
走行テストのチャンスが来ました、路面は完全乾燥。繰り返しますが、他の条件は全く同じです。
歩道橋に差し掛かり、そのまま座って漕いで登ります。結果は、座ったまま登れました
2個付けした事で濡れた路面への放電量と同等の放電量になった証です。マジ軽ナットは一つの車輪に1個のマジ軽ナットで十分な効果があります。除電はやり過ぎは禁物。帯電量が少ない状態の範囲内で除電するのがセオリー、それが「除電はそこそこでいいんですよ」と言う意味です。
この事はHondaエコマイレッジチャレンジに参戦している工業高校の顧問の先生に伝えました。マジ軽ナットはエコランカー2台分を提供しているので、2個付けすると思います。その他様々な除電チューニングをしていますが、詳細な内容は秘密。
エコランはスーパーカブのエンジンを使った省燃費を競うレースですから、どれだけ無駄を減らせるかが勝負、除電の効果にはうってつけの走る実験室です。
エコランでは少しだけ除電チューニングをしているチームがありますが、ここまで除電チューニングをしているチームはおそらくないでしょう。
ツインリンクもてぎ改めモビリティーリゾートもてぎでの今週末の土日、本田宗一郎杯ではマジ軽ナットシリーズの展示をして下さるそうですから、こちらも楽しみです。決勝では是非頑張って欲しいです。
2個付けの結果を受けて、マジ軽ナットファミリー(ヘビーユーザー)に伝えたところ、「それ、やってみたい」と何人も2個付けを試しています。
多くの場合、”更に転がり抵抗が減った”、”効果があった”という報告を受けています。例えば「走り出しから明らかにバイクが前に進み、少ない力でどんどん加速」というインプレッション、「2個付けはさらなる衝撃」だったそうです。
ただ、いきなり2個付けはお勧めしません。「2個付けを試したい」という方には「いきなり全開走行はしないように」と注意喚起し、まずは低速で確認しながら走るようにお伝えしています。
マジ軽ナットのご用命はで。まずは一つのタイヤに1個のマジ軽ナットで十分です。
更なる除電チューニングはお問い合わせ下さい。やり取りをしながらアドバイスもして詰めていきますので、特注となり、ネットショップでは販売していません。
はマジ軽ナットで除電チューニングに目覚めた方の次の一手、カワサキのマッハIIIのインシュレーター用マジ軽ボルトの特注品です。余り速くし過ぎると危なくないのですかねぇ。
マッハはエアクリーナーケースは鉄製だそうですが、そこからキャブに繋がるインシュレーターが一体ものだそうで、大きい。そこに大量に帯電する静電気を除電しようと考えたのです。
マジ軽ナットユーザーの方で車でも2個付けをする方が増えています。1個で十分なのですが、「もっと除電してみたい」のだそう。
ヘビーユーザーさんがマジ軽ナットの2個付けをしたいから、追加購入しますと連絡があったので、「2台の車に付けているのだから、まずは片方の車のを外して2個付けして試してみて下さい」とアドバイス。奥さんの車のマジ軽ナットを外して自分の車に2個付けしたら、次のようなインプレッションでした。
まだ新車なのに「乗り心地がさらに良くなった」そうです。という事は、帯電量がかなり多かったのでしょう。今の車は簡単に燃費の暫定値が表示出来ますから、燃費についても報告を受けていますが、一般道では公平な比較は困難ですからね。
ガソリンの高騰が続く中、家計の助けになれば嬉しいです。
奥さんにはマジ軽ナットを付けた・外したのは一切言っていないそうですが、マジ軽ナットを外したら「タイヤが古いんじゃない」と言って来たそうです。
おお、鋭いですね。何も言っていないのに分かるんですね。
一般公道で燃費を比較するのは無理なので、テストコースを持っているトヨタ自動車がデータを取り、除電で燃費向上する特許を取得しています。そのグラフです。
静電気の帯電量は常に変化しているので、除電量を“最適値”付近に近づけられれば効果が得られるのだから、そこで満足しましょう。これが「そこそこでいい」という意味です。
詳細はで解説していますが、是非「その1」から読んで欲しいです。
かくなる私も2個付けは、もちろんやっております。
まず、付いているマジ軽ナットとネジ部に水をかけて掃除します。
静電気も電気ですから、導通量が増えれば放電量も増えて効果も大きいのです。
このような事は中学校の理科で習いましたよね
作業しづらいのでホイールキャップは外しました。
洗った後はパーツクリーナーで流してから、接点復活剤をスプレー。何事も細かい事の積み重ねですので。
ホイールキャップの脱着を含めて作業時間は4輪で5分程で終了です。
私の車の場合は、マジ軽ナットの2個付けで一番効果を感じたのは登坂性能の更なる向上です。急な立体駐車場の登りも更に楽になりました。
路面が荒い道路を探してクッション性やロードノイズの違いを検証したいと思います。
お知らせ
◆Hondaエコマイレッジチャレンジレース(省燃費レース)全国大会 本田宗一郎杯決勝が9月10日にモビリティーリゾートもてぎで開催されます。
マジ軽ナットをはじめ、除電技術を取り入れた競技車両がエントリーしています
まだ参戦し始めたばかりですが、除電効果を発揮して活躍して欲しいです。
◆9月10日(日)午前5時~ 厚木市あゆみ橋で開催予定のエクスチェンジマートに出店の予定です。当店は5:30頃目安で出店する予定です。
エキスチェンジマートの開催の有無は開催前日の13時に発表されます。
今回のブログは3,700文字越えとなりましたが、文字数は多くてもそれなりの情報が含まれていると思っています。除電についてここまで詳しく書いているブログはないと思います。是非、今後ともお付き合い下さい。