車検を受ける知恵とオイル添加剤
以前から知っていた、高性能の漏れ止め添加剤。オイルシールが切れていなければ、何秒かで数滴程度垂れるような、ひどいオイル漏れも止まるという評判で、実際に使った人の話も聞いていて、困ったときのPLUS 91と考えていました。
エンジンオイル添加剤を使う際には、モリブデン配合のオイルとの併用は避けるべきです。
添加剤によっては、注意書きに「添加剤が入っているエンジンオイルは使用しないで下さい」というものがありました。添加物同士の化学的な作用が保証出来ないのでしょう。
エンジンオイルと添加剤をよく混ぜて、注入、色は緑色。
オイルフィルターはエンジンオイル交換毎に必ず同時交換しています。
エンジンをかけてすぐ分かったのが、静粛性がアップした事。「おっ、静かになったぞ」
あとは、どの位でオイル滲みが止まるか、だったのですが…。
2か月ほど経って、エンジンのオイルレベルをチェックしました。私はオイル交換時にどの位のレベルだったかを書いて貼っておきます。このような細かいチェックが長く乗れる秘訣です。
この時はレベルゲージの1/2、ちょうど半分にしました。見ると、レベルがLOWレベル近くまで減っています。
「まだ漏れが止まっていないぞ、まずい…」実績もあり信頼しているPLUS 91なのに…。仕方なくFULLレベルまでオイルを足しました。そこから1,000km強走って、今回の車検整備となりました。オイルレベルを確認するとFULLのまま。「よし、やっと止まった」と嬉しくなりました。
車の下に潜ると、ちょっとだけオイルが流れた跡はありますが、おそらくPLUS 91の効果が遅かったのは、オイルパンが凹んだ事で、、真円のオイルシールのリップの一部分だけがほんの少し歪んだのでしょう。オイルシール全体が膨張しても、歪んだところは変形しているから、隙間が埋まるまで時間がかかったと思われます。
PULUS 91を信用していなかった訳ではありませんが、気になっている添加剤があったので、今回はこれを使いました。
YouTubeで、ある車屋さんが過走行でエンジンのオイル消費の悪い(オイルが減る)軽自動車にSOD-1を使ってみた結果を冷静に分析している動画を見ました。その内容がテストドライバーをしていた私が聞いても、すごく納得がいく分析内容だったのです。
オイル交換時にオイル粘度の選択の反省の弁も道理に適っていて「この車屋さんは信用出来る」と思ったし、洗浄効果も高そうなので浮気する事にしました。もちろん、オイルシールを膨張させる効果もあります。
エンジンオイルはメーカー指定の10W-40。この番手のオイルの種類は多くはありません。
歴史のあるオイルメーカーなら安心ですね。そこにはお金は使いますよ。青天井ではありませんが、安物は使いません。
エンジン用の良質なパラフィン系オイルの産地で有名なのは、米国 ペンシルベニア(PA)州だと知っていますかトランプ前大統領が石油産業を支援して、石油輸出国になったのに。オイル産業を潰しているのが、バイデン大統領。やる事不正解続きで、ガソリン価格が高騰して国民の反感を買い、中間選挙大敗確定です。
話が逸れましたが、オイル消費が悪い場合は少し固めの番手に換えるだけでも一定の効果があります。
私はセオリー通りメーカー指定の粘度、もちろん、モリブデン添加はなし。
今回の交換整備は距離が少ないので、のエンジンオイル交換+添加剤、オイルフィルター、ブレーキオイル交換、リアのブレーキドラムを外してのスチーム、後で紹介するかも知れない、自作除電エアコンフィルターの掃除。タペットカバーからのオイル漏れは確認して完全にシャットアウト。あとは目視でのチェック。
毎回、自分で各部品の状態を把握しているので、過剰な部品交換はしません。だからと言ってむやみに引き延ばす事もしない。これが安価でトラブルを防ぐ一番の方法です。
クランクのオイルシールからの漏れは止まっているので、洗浄効果を謳っているSOD-1でピストンリングとかオイルリングのカーボンの固着が緩和されれば、パワーもピストンリングの摩耗によるオイル消費(これはほぼ無いはず)も改善されるでしょう。
エンジンをかけてすぐに気付いたのは、静粛性が向上した事。PLUS 91でも静かになったのですが、更に静かになりました。結果はまだ先になりますが、期待はしています。
一部に○○(添加剤メーカー)信者のようになる人がいて、「このメーカーの添加剤なら絶対オススメ」となる人がいるのですが、そこはテスト走行で比較検証していたので、冷静に判断します。
漏れと言えば、初めてマジ軽ナットを使って2か月程で分かったのは、タイヤのエアーが漏れやすい、自転車 英式バルブでエアーを足す回数が明らかに減りました毎週、決まった重さ、決まった距離で使う自転車があるのですが、マジ軽ナットを付ける前は2~3週おきにタイヤのエアーを足して乗っていました。それが今では2か月に一度位の頻度です。
おそらく、タイヤが柔軟になり、振動を吸収する事で虫ゴムへの空気の圧力がゆっくりかかるのではないかと考えています。
自転車仏式バルブや、車・オートバイのエアーバルブはもともと抜けにくい構造ですが、英式バルブのエアーが明らかに漏れにくくなっているので、更にメンテナンスの手間が減ると思います。詳しくは
最後に、いい条件で車検を受ける知恵です。
車検場の計測機器は定期的に専門業者が調整しています。ですが、うまく調整出来ていない、または、調整が狂ってしまう事があります。それに対応するのに、予備検屋さんに行った時に、「最近、不合格になりやすいコースはありますか」と、聞くのです。
毎日、予備車検をしているのだから、不合格になればお客さんが予備検屋さんに戻って来て再調整しますね。必然的に「〇コースで落ちた」という話が耳に入る。そのコースを教えてもらえれば、避けられるのです。
それから、コースの進入路に並んでいる車を見て、改造車やかなり古い車、ド素人のおじいさんが並んでいたら、私は他の進入路に並びます。なぜなら、時間がかかる可能性が高いから。
改造車なら、検査官は慎重に各部をチェックします。寸法を測る事もあれば、騒音測定もします。新規車検ならなおされです。
古い車は、コース内で×が出て、何度か測定をやり直す事があるし、特に外車は各部を良くチェックします。
ド素人は、ホイールキャップを外していなかったり、そもそも何をどうすればいいのか分からない、手助けが必要で時間がかかる、コースの流れを止めてしまうようなやり直しもあるでしょう。
つまり、待ち時間が長くなり、イライラするのです。こんな事をしながら、毎回車検を取っています。
ただ、オートバイの場合は殆どの車検場では一つのコースのみですから、運によりますね。
昭和の時代には、登録後10年を経過したオートバイは2年ではなくて、1年車検になった事があります。当時は車検は平日しか行けないから、オートバイ屋さんに出していましたが、自賠責(1年)、重量税、印紙代と整備・車検代行料で毎年8万円程払っていました。整備と言っても、私の場合はバッチリ整備して出していたので、「○○君(私)のは、何もしなくてもいいね」と言われていました。
ここ最近は、自賠責の保険料が下がり続け、自分で行けば2年車検で2万円かかりません。安~い。所要時間はスムースに行けば、車なら4分位、オートバイなら3分程でしょうか。
それなのに、一発で合格してもなぜか車検はすごく疲れる。別に緊張もしないのですけれどね。何でなんだろう。
家計的にはディーラーに出す何分の一で費用が収まっています。それなのに、家内には全く感謝されません。
もし、ユーザー車検で家計を助けているお父さんがいたら、「お疲れ様でしたね。ビールとおつまみをどうぞ」位、言ってもいいのではないでしょうか。
だんだん頭に来たので、ここまで。