テストの方法は二通りあります

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何度も書いている通り、私は大手メーカーのテストドライバーでした。その経験を活かして検証することにしました。

自分で”これはいい”と思った物は、過大評価になりやすい。「自分が気に入ったのだから、他人も気にいる筈だ」というのは、よくある事です。

私がテストドライバーでやっていた検証(評価)テストは、大きく二通りあります。それは、個別検証と比較検証です。

個別検証とは、車で言えば一台の車を何人もが乗って、それぞれの感覚で検証していく。

同じ車でも乗る人によって、騒音が気になる人もいれば、ハンドリングに敏感な人もいる、シートの座った感じを重視する人もいる訳です。それで、問題点を洗い出していく。ですから、テストドライバーには女性もいます。男性では気が付かない、細かい感覚で問題点を見つけ出した事もありました。

比較検証とは文字通りで、車で言えば、様々なメーカーの似たランクの車を走行させて、比較します。私は最終的にその高級車の比較検証チームで、国内、ドイツ、米国でテスト走行・データ取りしたのは、以前書いた通りです。

比較車両は詳しくは書けませんが、メーカー名で言えばBMW、ベンツ、フォード等と国内・国外の日本メーカーの車です。

それを、日本の道路でもテストしますが、海外でも実際に走ってテストをし、データ取りをします。G(加速度)センサー、速度の測定器、騒音測定器、その他自作の測定器を海外にも持って行って、データを集め、報告書を作成しました。

比較検証は違いがはっきり分かり易い。個別検証で、いつも同じメーカーに乗っていると、慣れて、当たり前になってしまいます。何種類か飲んで比較する、利き酒のようなものです。

例えば、日本車に比べてドイツ車はアクセルペダルが随分重い。これは、アウトバーンが網の目のように繋がっていて、日本のように料金所はありませんから、一定の速度で走れる。アクセルが軽いと動いてしまって、アクセルをずっと同じ位置に踏むのが難しいからだと思います。サスペンションは硬めなのは、ヨーロッパは石畳の道が多いので、サスペンションが柔らかいと、ずっと車体が細かく上下に振動する。なので、ゴツゴツした振動は、すぐに治めた方が走りやすいからです。

米国では、休日に車でカナダまで行った事がありますが、都市部を抜けると、とにかく飽きるほどまっすぐな道ばかり。地平線の彼方まで真っ直ぐです。なので、余り曲がる事を重視しません。私の友人でカリフォルニア州に住む米国人は、車での通勤が片道およそ120mile以上(およそ200km)だったそうです。往復ではないですよ、片道。ビックリマークバイクのチョッパーなんて、曲がる事を考えたら作れませんね。

そのような経験があるので、誰でも分かり易い、同じ人での取りつけ前/取り付け後の比較検証の動画を作りました。

作ったダウンのは、第一弾が自転車 英式(イギリス)バルブ用です。実際に走ってもらった女性には、先入観を与えない為に、事前に何も情報は伝えていません動画に書いてある通り、「なるべく座って、坂を登って欲しい」ただそれだけです。

協力してくれた仲間は、皆さん自転車や車でその効果を知っています。なので、ちょっと”ドッキリ”の仕掛け人感覚で協力してくれました。走行した本人だけが、「何か、坂を2回登って欲しいと言われた。まぁ、いいけど、一体なんなのはてなマークという感じだったでしょう。

一切”仕込み・やらせ”がないからこそ、素人だけれどいい感じの動画になったと思っています。少々雑な所はご愛敬。

DUNLOPが空気入りのタイヤを発明して134年(DUNLOP HPより)の間誰も解決出来なかった、タイヤへの静電気の帯電を除電するとこうなるという、おそらく世界で初めての検証動画です。

なぜ自転車からかというと、自分の力の限界は自分が一番知っているからです。

そして、自分の力だからこそ敏感になれる、そう考えました。

特許秘匿事項の問い合わせに関しては、お答えしかねます。また、静電気については、ブログで書いていますので、ブログをお読みください。

そして、興味のありそうなお知り合いの方にも教えてあげて下さい。きっと、自慢できると思います。