はい。
寒いですね。
寒さは身体を硬くしますね。
硬くなるって緊張ですね。
緊張と弛緩。人間にとって重要なテーマです。
寒い季節、そして忙しい時期なので、こんな時こそリラックスをテーマに今日は書きましょう。
先日、少し考えてました。
東京のアトリエが終わって三重へ引っ越して来て1年が経ちました。今年もまた、一心同体とまで思って来た東京アトリエの作家ハルコさんの誕生日もむかえて。
だから色々とこの1年のこと、これからのこと、書こうかなと思っていましたが、
やっぱりこのページはもっと違う話をと思います。
ぼんやりするな、とかぼーっとしてないで、とか言いますけど、これが本当に大事なことだってことを書きます。リラックス、弛緩、力を抜く、それが大切です。
力の入る時ほど、どう抜くかが重要。
脱力が色んな場面でのコツです。
ぼーっと出来るって言うのは素晴らしいことです。
ものを見る時に、捉える時って、鮮明に、明晰に見れば見るほど、部分的にしか見えないんです。
そして、教育やら、仕事やら、現代社会において人間の習慣になっているのは明晰化なんですね。意識で言うと覚醒の方向を強めています。でも、当然覚醒だけで睡眠を取らなかったら病気になりますよね。
睡眠がそのまま価値であると言うことをもっと見ないと。
物事の見方が偏るのは、明晰化し過ぎるからです。
言うなれば緊張感が強いんですね。
だから僕たちに1番必要なことは力を抜くことです。
ぼーっとしていると見えて来ることが沢山あります。
実は偏らないで全体的に見るには、ぼんやり見ないと駄目なんですね。
現代人はそう言うのをやるには、ちょっと訓練が必要です。
このブログのタイトルが、ダウンズワールドと僕、なので僕の話をしましょう。
僕は本当に苦手だっんです。ぼんやりすることって。
緊張感とか覚醒とか、そっち方向ばっかりに力を使っていました。緊張感とか大好きなんです。
で、リラックスしてぼーっとしてよう、とか苦手だったんですね。それはまあ、持って生まれた性格もあると思おますけど、過酷な環境で生き残らなければならなかったことも大きいです。
でも、脱力しないと、ぼーっとしないと、ぼんやり見て捉えてみないと、まん丸なこの世界が見えて来ないってことを教えてくれたのは、ダウン症のある人達の存在でした。
僕が彼らと出会ったのは20代に入ってからのことです。
23くらいだったかな。
その前に7年ほど修行時代があるんですね。
その時期に身に着けた相手の心の深くに入って、そこから見るって言う技術を通して、彼らとの出合いから、本当に本当に奥深い、本質のようなものを見出すことが出来ました。
ダウン症のある人達の存在。
彼らがいつも生命にとっての本質や、世界の核心に触れられるのは、力を抜くこと、緩めることを知っているからなんです。
単純なことかも知れませんけど、新幹線の窓からどれ位の景色が見えますか、って話ですね。
スピードを落とさないと、見えるものは僅かなんですね。だから早ければ早いほど良いとか、便利程よいとか、ね、そう言うのはぜんぜん違うんです。
それは殆どね、見えない、そして見えないものは無いものになってるんですね。
そうやって生きてると、どんどんどんどん狭い小さな世界で命も縮んで行きます。そして、狭い世界で潰し合うことになります。
だから、力を使うためにも、緩める。
覚醒するためにも良く寝ることですね。
力が入り過ぎてしまっている人達は、そのことには気づきません。力の抜き方も分からなくなります。
見てるつもりでなんにも見えてないんですね。
カチカチ。ガチガチになって、もう気づかず凄い形相になってるかも知れませんよ。
世の中見渡してみて下さい。
本当にみんな目くじらを立てて生きてますから。
もっとゆっくり力を抜いて、ぼんやり生きてみること、それはとても大切なことです。
彼らの作品を見ていても、やっぱり鋭いし、凄みもありますよね。そして鮮やかですよね。
力を抜いたらぼやけた世界になる訳じゃない、ってことなんです。寧ろもっと見えて来るんです。
もっと豊かになるんです。
彼らに学ぶことって、本当に本当に沢山あるんです。
