2021年もあと少し。


さて、ですねえ。


ダウン症の人達専門のアトリエを20年やってきて、

一般とか普通と一応呼ばれる人達と接するよりも遥かに長い時間を彼らと過ごして来た。


僕にとってはいつの間にか、ダウン症を持つ人達の世界の方が普通で、当たり前で自然になっている。


東京のアトリエをたたんで1年経つ。

僕は現場を離れたし、今後も少なくとも以前のようにどっぷりあの時間の中にいる生活は2度とないだろう。


まあ、でもだからこそ、こうして腰を落ち着けて彼らの世界を語ることも出来ている。


現場での仕事は責任も大きく、浸っている時間なんてなかったけれど、でもでも、彼らの居る場所と言うのは本当に癒やしでもあった。

彼らの居ない日常は物足りない。


つまらない。


何故かな、と考えると、彼らっていつも全部で生きてて、惜しむと言うことをしないから、その瞬間瞬間が閃きと輝きに満ちていて、それはその場を共有する人達みんなの感覚にもなる。


だからこそ多くの人達にそう言う世界を知って欲しい。


僕はもう良いから。


これからは繋ぐ役割として、こんな話だったり、色んなプロジェクトだったり、或いは下準備とか、プロデュースとか、まあ陰からやって行くから。

うん。講演とかトークは考えてるけど。

これからも機会があれば。


彼らは特に特にそうだけど、人はみんな環境で生きてるから、環境を創ること、それこそがこれからもずっとテーマになる。

でも、と言うかそのために、共感してくれる人達や、賛同してくれる人、応援してくれる人、参加してくれる仲間たちを、どんどん増やして行かなければならない。


語って行くことの目的はそこにある。