秋 起こりうる危機 | 「できる子」の構造

「できる子」の構造

子どもの中学受験が終わった。はじめは楽勝だと思っていた。でも楽な受験なんてないんだなと思い知らされた。まぁ結果的には第一志望合格だったのだけれど...。そんな回想記。

ずっと読んでいたブログに、我が子の1歳上の四谷大塚直営校舎生で

同じ第1志望校のお子さんのお母さんのものがあった。

成績もおそらく大体同じくらいだったのではないかと思う。

Sコースに定着はできているが国語は苦手というお子さんで、

弟彦と共通項が多かったので非常に参考になった。

(今は残念ながら読むことができない。)

  

このお子さんが、9月の第1回合不合で非常にいい成績をとったあと

急に算数が不調に陥り、とうとう第4回の合不合では

「要・志望校再考」マークまでついてしまったそうだ。

エントリーを読んでいてショックだったし辛かった。

「そんなことってあるんだろうか?」読んでいる私にもショックだったから

お子さんや親御さんは非常に苦しまれたと思う。

  

「そんなこと起こりうるはずが無い」と思っていることに遭遇してしまうと

理由がわからず、パニックに陥ってしまう。

そしておそらくは一番いけないことなのだが、子どもを責めてしまう。

そのお母さんも、不調の原因に気づいてあげることができないまま

お子さんを責めてしまったそうだ、

そして悪循環に陥ってしまった と。

   

基本的には、実力が下がること、到達していたレベルから

転がり落ちるようなことはないと思う。

ただ、「新たなプレッシャー」の下で子どもが混乱すること、

これは大いにあることだ。

この混乱への対処に失敗し、子どもが自信を失ってしまうと

「解けていたものが解けなくなる」「選べていたものが選べなくなる」ことが

本当に起こってしまう。

   

どういったことが、こうした「混乱の原因」 となりうるのか。

 

実際のところ、それはお子さんによってみな違う筈だ。

「もはや混乱する要素はどこにもない」ようなお子さんは

本当にひと握りだと思う。

   

Sコースの週例テストの国語問題のほぼ完全な記述問題化。

Sコースの週例テストの算数問題の難度アップ、難問比の上昇。

合不合テストの算数問題の増量、それによって要求されるスピード向上。

・・・・・ 

今まで常に自分よりも下のクラスだった子に成績を抜かされた時の動揺。

特別コースで志望校の過去問ができなかった時の焦り。

特別コースでの、これまでの校舎の先生と違う先生の授業の進め方。

・・・・・ 

これまでよりも高い重圧下では、意外なものが子どもを混乱させる。

ほんの些細な変化に子どもは対応できないことがある。

「それくらいのこと…」と大人だと理解できないようなこともある。

今まで十分処理できていたことができなくなり、子ども自身も焦りを感じる。

最も現実的な対応策が、子ども自身にとってどうしても受け容れ難い、

そんな場合もある。

   

とにかく一番注意しなければならないことは、

混乱している子どもを責めて自信を失わせてしまうことだ。

志望校の入試問題のタイプによっては

こうした 「混乱」は対処する必要のほとんどない場合もあるくらいなのだ。