ババ


私の得意なドルチェ


オリジナルレシピだから、スペシャリテになるかな? (スペシャリテありすぎる問題)通常のババの生地では無く軽く雲のようなエアリーな仕立てにしています。(シフォン生地とかは使ってません)



ババは、イタリアナポリのお菓子 イタリア人がフランスにお菓子の修行に行ってイタリアに持ち帰ってナポリで広めたお菓子 との説や様々な説があるドルチェです。 簡単に言うとバブル世代にちょっと流行った サバランとほぼ一緒  ただフランスではババはババオ ラム サバランはサバランと分けられています。 型が違う事とフルーツなど添えない事や、カスタードやお酒が違うくらい?ババの方が歴史が古いなどと言われたり、アラビアンナイトのアリババから名前を取ったとか、ババをヒントにサバランを考案したとか、まぁ生地の分量の違いがあるかはパティシエでは無いので謎です。



ただいずれにしろ、イタリア発祥では無いのにナポリでは伝統的なドルチェになっているのも面白いですね。まぁイタリア人から言わしたら、また違う説もあるのかな???そもそもがフランス料理は元はイタリア料理だとか言われたらもう何も言えないですからね。。




まず発酵生地のブリオッシュ生地を作ります。クリームのようにゆるーく作り絞り袋に生地を入れて焼き上げる、不思議な作り方 ババ型と言う物が売ってまして、型の上まで発酵生地が盛り上がるとキノコのような型になります。 ワインのコルクと言うかシャンパンのコルクのような型ですね 最大限に膨らませて焼き上げます。完全に冷ましてからシロップに漬けないとふやけて、大変な事になります。 はっきり言ってパネトーネ的な作り方ですから ここから始まった可能性もあるでしょう (知らんけど)




こちらをラムのシロップに漬けて一晩 びっしゃびっしゃにして食べます。 生地がびしゃびしゃドルチェはイタリアのお家芸。ティラミスや、ズッパイングレーゼなどなど、嫌いな人は嫌いなドルチェ。他文化を理解出来ない人とか、お酒が飲めない方は、あんまりおすすめ出来ません。



ラムが効いてないババは、魅力が落ちます。遠慮無くアルコールは効かせるのがポイント



仕上げにかけるラムはなるべく上等なラムを。しかし、バニラ風味がついてるカリブラムとかはおすすめしません。割とサッパリしたヨーロッパラムがおすすめ。キリッとした後味が大事 



今月からディナーの気まぐれドルチェで置いてあります。 


ババやサバランファンの方には異次元の美味しさを味わえます。


私も大好きです


何個でも食べれそうです




ちょっとオリジナルでノンカフェインのエスプレッソシロップにアマレットに漬けたバージョン ん〜 失敗


マスカルポーネクリーム挟んだけど…研究不足かな?ティラミス生地を絞ればいいかな?? まぁとりあえずボツ もう少しバランスを考えたら化ける可能性はあり シロップから考え直しですね


やっぱりノーマルがバランス良し


私は、本場の味わいより自分の信じた味を貫きます。 



チャオ