地味過ぎて伝わらないパン


パーネネロ pane nero


シチリアの古代小麦粉を使った黒パン

シチリアはアラブ諸国が長い間統治をしていたため、胡麻なども使用します。


黒パンと言ってもライ麦パンなんかと一緒にしないでください。ライ麦は小麦粉では無いので…


こちらは正真正銘の黒パン 古代5000年前ほどからパンが食べられていた時期の本来の小麦粉 現代の小麦粉とは全く遺伝子的にも違う植物だそうです。 


本来なら薪で焼いた窯で仕上げるのが掟ですが、勘弁してもらって…



変態的な食材を提供してくれる、小川正見さんチョイスの食材。当店だと、ダッテリーニトマトパッサータ 古代小麦 オイル類4種 ヴィネガー3種と料理の心臓の血管みたいな重要な副材料を常備しています。ん?これ良いなと裏を見るとだいたい小川正見さんの取り扱いだったりします。ただ、ごく少量の規模の輸入なので、すぐに欠品してまうところは使いにくい所かな?ワインなども取り扱いはありますが、入れた事は無いです。。伊勢丹では、小さなブースですが、オーリオテカを運営しています。全てのオリーブオイルがセンスが抜群です。(まぁ高いですが…)コロナの影響からか、物価の高騰の影響か、黒パンのミックスが欠品しているので、高級な古代粉を自分でミックスミックス。いやーこの小麦粉本当に惚れます。ミックスより更に風味が増してくるのでこちらの方が好き 



いや、もはや小麦粉的では無いのか… どちらかと言うと蕎麦の様な存在感のある香りはしますが、何処かで経験した香りではあるが、全く未知の香り、DNAが語りかけてくる香り。カロリーが高いからただ旨いパン 高級食パンや菓子パン フォカッチャなどの類いでは無く


滋味な味わいのこれこそ究極の美味しさ


噛み締めるたびにシナモンのような蕎麦の様な風味が溢れてきます。ベストパートナーはやはり発酵バター これだけで立派な一品になります。


全てのイタリアチーズの元のチーズ、ストラッキーノチーズを付けてみましたが、やっぱり違うなぁ 邪魔をします。


私はこのパンを2日くらい放置してカチカチにして少しづつホジホジしなが食べるのが好きです。歴史が好きなため、古代ローマ人やカエサルなどコロッセオの剣闘士 ダヴィンチなどもきっとカチカチになったこういったパンをかじりながら日々の生活を送っていたんだろうなと マニアックな世界に浸れるパンです。良いですね〜  痺れます


暇な日に、たまーに作ってます。


ほぼ滋味パンマニアの私が食べてしまいますが。。。


この香りはもう中毒になります




チャオ