台湾のタクシー配車アプリ完全ガイド!Uber・LINE GOなど人気アプリの特徴を総まとめ。日本語表示やキャッシュレス決済、利用可能エリア、料金体系まで丁寧に解説。さらに、観光スポットでの呼び出しやすさや時間帯による利用のコツも紹介。台湾旅行を快適に過ごすための、お客様に合った配車アプリの選び方をご案内します。
台湾のタクシーについて
台湾でタクシーを見分けるのは簡単です。黄色いボディに赤文字の白いナンバープレートが特徴的です。多くは4人まで乗れる一般的なサイズですが、7人乗りや9人乗りの大型車両も走っています。
タクシーの屋根に「空車」という表示が光っていれば、道路で手を上げて停めることができます。また、台湾新幹線(高速鉄道)や台湾鉄道(在来線)の駅には、タクシー乗り場が設置されており、常時タクシーが待機しています。台北をはじめ、桃園、台中、台南、高雄など、大きな都市では、予約しなくてもすぐにタクシーを見つけることができます。
台湾の主要タクシー会社について
台湾には3つの代表的なタクシー会社があります。いずれもアプリでの配車サービスを展開していますが、現在は日本語版がありません。
最大手の台湾大車隊(55688)は、台湾のタクシー総数の約4分の1を占める老舗企業です。タクシーが少ない南部地域でも素早い配車が可能なことから、高い支持を得ています。
大都会計程車(55178)も歴史ある会社で、充実したアプリ機能が特徴です。お気に入り場所からの配車や事前の料金確認ができ、詳細な乗車履歴の確認や多様な支払い方法に対応している点が利用者から評価されています。
YOXIは2020年設立の新興企業ですが、ネット上での評価が高く、5年以内の新車、特に日本人に馴染みのあるトヨタ車を多く導入しているそうです。
台湾で日本語対応のタクシー配車アプリ
台湾の主要タクシー会社(台湾大車隊、大都会計程車、YOXI)のアプリは中国語のみの対応ですが、日本語で利用できる配車アプリとして、以下の3つがあります:
- Uber
- LINE TAXI
- tripool
それでは、これらの日本語対応アプリの特徴を詳しく見ていきましょう。
台湾のタクシーアプリの選び方
台湾では観光客の日本人が増える中、主要なタクシー配車アプリも続々と日本語サービスを展開しています。安価な料金設定や魅力的なクーポンも大切ですが、実際にアプリを選ぶ際には、様々な要素を総合的に判断する必要があります。
特に重要なのは、タクシーの走行エリアがどこまでカバーされているか、アプリの日本語化の完成度はどうか、クレジットカードなど使える支払い方法は何があるか、ドライバーの品質管理は定期的に行われているか、そしてトラブル発生時のサポート体制は整っているか、といった点です。
本記事では台湾政府公認の配車アプリのみを取り上げていますが、各社によってサービス内容や支払い方法、サポート体制などは異なります。以降で各アプリの特徴を詳しくご紹介していきます。
台湾でおすすめのタクシー配車アプリ1:Uber
台湾で利用できる配車アプリの代表格「Uber」は、その使いやすさから日本人旅行者に人気があります。
Uberの主な利点として、アプリの日本語対応はもちろん、ドライバーの定期審査制度や走行中の位置情報共有機能など、安全面が充実しています。また、即時配車だけでなく事前予約も可能で、クレジットカード決済にも対応しているため手軽に利用できます。乗車前に概算料金が表示される点も、旅行者には安心です。
ただし、注意点もいくつかあります。天候が悪い時や需要が多い時間帯には料金が大幅に上昇する傾向があり、特に台北市内や九份などの観光地では雨天時に料金が急騰しやすいです。
また、都心部を離れると車両が見つかりにくく、深夜・早朝は配車できない地域も。現地の利用者からは、アプリ表示の料金と実際の支払額に差があったとの声も聞かれます。
日本でUberを使い慣れている方には操作がスムーズですが、場所や時間帯によっては他の配車アプリも併用することをお勧めします。
台湾でおすすめのタクシー配車アプリ2:Line GO
台湾のタクシー配車サービスとしてLINE GOが利用できます。LINEユーザーなら公式アカウントを友だち追加するだけで使えるため、別途アプリをインストールする手間がなく便利です。
優れている点として、日本語対応していることはもちろん、配車したタクシーの現在地をマップで確認できる機能や、高い安全性を備えています。即時配車と事前予約の両方に対応し、クレジットカード決済も可能です。また、乗車前に料金が分かるのも安心です。
ただし、課題も見られます。都心部を除く地域では車両を確保しづらく、特に台北市内でも中心部から外れると配車が難しくなります。
週末や雨天時など混雑時は特に車が見つかりにくく、深夜・早朝も地域によっては車両が限られます。
また、車内の衛生状態が良くない場合があり、キャンセル時は料金が発生してしまいます。
台北の現地居住者によると、全体的に配車の成功率が低く、タバコの残り香が気になるという指摘もあるため、快適な車内環境を重視する方は、他のサービスの利用をご検討ください。
台湾でおすすめのタクシー配車アプリ3:tripool
tripoolは台湾政府公認のハイヤー・チャーター配車アプリです。日本語対応の配車サービスとして、一般のタクシーアプリとは一線を画しています。
主な特長として、配車車両の現在地をマップで確認できる機能や、ドライバーの定期審査制度、利用者評価に基づく品質管理など、安全面が充実しています。事前予約制で、クレジットカード決済に対応し、提示された料金以外の追加費用がない明朗会計が特徴です。
都心部から離れた場所でも利用でき、深夜・早朝の時間帯も予約可能。乗車前日の台湾時間6時前までのキャンセルは無料で、時間単位での貸切にも対応しています。今のところ、即時配車には対応していませんが、事前予約があれば公共交通機関が通っていないような観光スポットへの送迎も可能です。
特に便利な機能として、アプリ内のメッセージ機能があります。ドライバーとのやり取りが日本語と中国語で自動翻訳されるため、現地の電話番号がなくても円滑なコミュニケーションが取れます。
台湾のタクシーアプリの比較
台湾の主要タクシー配車アプリを比較すると、それぞれ特徴が異なります。
- Uberは信頼できるサービスですが、状況により料金が大きく変動。
- LINE GOは安全面で信頼できるものの、配車の困難さと車内環境に課題があります。
- tripoolは台湾全域で安定したサービスを提供していますが、即時配車には対応していません。

具体的な使い分けとしては、台北といった主要都市での移動なら、Uberの即時配車が最適です。
ただし、九份などの雨の多い観光地では悪天候時の料金高騰に注意が必要で、郊外の観光スポットでは配車が難しい場合があります。
一方、以下のようなケースではtripoolがおすすめです:
- 雨の多い観光地への移動
- 公共交通機関でのアクセスが不便な郊外への移動
- 台南、桃園や高雄など、主要都市圏以外での移動
tripoolなら配車失敗のリスクが少なく、車内の清潔さも保証されています。また、一般のタクシーでは行きにくい場所への移動や、通常より手頃な料金での時間貸切にも対応しているため、より快適な台湾観光を実現できます。
以下のリンクから、実際の料金を事前に確認することができます。台湾旅行の際は、ぜひご活用ください。
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