どんな患者さんも全てOK、これだと医療の質は劣化するかも | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

私の勤務するある地方には、近隣に

2つの対照的な地域基幹病院があります。

一つは、患者さんはほぼ条件なく受け入れてくれます。地域連携室へ連絡すると、あまりやり取りなく、すんなり受け入れです。


一方は、患者さんの受け入れが、スンナリではないのです。地域連携室に連絡しても、色々検討してやっと返事がきて受け入れとなります。


では、病院の評判は、どっちがいいか

それは、圧倒的に後者がいいのです。

前者は、もう最悪です。ヒドイものです。


後者は、医師の労務管理をキチンとして

過労にならないようにしているのでしょうね。

そうすると、医師のストレスも減るので

退職も減り、人材も厚くなる。


一方は、医師が疲弊するから、質も下がり

ストレスも増すので医師も退職し減り、

売り上げも落ちるから無理な受け入れをする。


こんな違いがあるのではないかと思います。


でも、あまりにハードル高くすると

急病人は、大変な不利益になるので

行き過ぎはまずいですし、うまい調整が

病院側は、必要なのでしょうね。