重要な病名告知は、ひと呼吸おいて | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

以前の失敗談です。

当時 救急病院に勤務していて多忙でした。

ある日、大腸内視鏡検査を施行したところ

大腸がんを、ある患者さんで発見しました。


次にやる事もつまっていて余裕もなかったので


こんにちわ、〇〇さんですね。

大腸がんがあります。


いきなり告知してしまったのです。

これは、御本人、ご家族には、ショックが

あまりに強く、腹も立ったようです。


確かに こんにちは、あなたは癌です。


これは、まずいですね。

今でも申し訳ないと反省しています。


重要な内容の告知は、まずは、場をつくる。

ワンクッションおいて話す。

これは、重要です。