胃カメラをやっていて、時々はまる事があります。
胃カメラでは、写真をたくさんとり、カルテに保存します。これを後で、見直すことにしています。
人間というものは、見ていると思っていても見ていないものなんです。
例えば、胃で気になるところや注目ポイントがあると意識が集中して、実は他の部位の観察があまい事もありえます。
意識していないところに気になるものがあったりします。
また、写真でみると、胃のシワの寄り方などが、病変のように見えている事もあります。
こんな感じなので、この確認の時
ものすごい不安になる事があります。
不安となる部位がある患者さん全員
再び胃カメラをお願いするわけにもいきません。
よく見直し、過去の経験を思いだし、また以前ブログにも書きましたが、自分の胸騒ぎが起きているかなどを、総合的に判断し
結論を出しています。
このような見直し後の不安は、多くの内視鏡医が持っているようです。
胃カメラやって、それほど時間たってなくて胃カメラをまたやりたいと言われたら
このような事だと理解してください。