東京ルール 当直の思い出 もうめちゃくちゃでした。 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

これは、10年くらい前の思い出話しです。

東京ルールという超ハードな当直システムがありました。

東京ルール当番になります。

ある救急患者さんが発生し、救助隊が、受け入れ要請を各病院に連絡します。数はよく覚えていませんが、4つの病院に連絡して断った場合

東京ルール当番に連絡が行きます。

そうしたら、どんな状況でも必ず当番が受け入れなければいけないのです。


心肺停止で蘇生を行っていても

吐血患者さんの止血をやっていても関係なしです。


夜間に4つの病院が、断るには、やっぱり何かあるのです。

多いのが 薬物中毒です。特に麻薬。。。

覚醒剤や脱法ハーブのようなものを使って

ラリッている患者さん


主訴が、テレビが抱きついてくる。

体中虫だらけ。急に頭から何か生えてきた。。。


救助隊も、出動した以上  どこかに搬送しなければいけないので、受け皿が必要で

患者さんの訴えをそのまま言わざるをえないのです。


もう、本当にカオスでした。


東京ルール まだ同じようにやっているのですかね。