たまたま撮影したCTで肺塞栓あり。人は知らない間に病気になっているんだ。。(再掲載) | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

先日 あるおばあさんが 私の外来を受診しました。

エコーで 肝臓に腫瘤があり、その精査のため 造影CT(造影剤を使用したCT)を撮りました。

 

そうしたら 肺動脈に血栓がちらほら

肺塞栓です。肺塞栓とは エコノミークラス症候群とも呼ばれる疾患で

場合によっては 急死する可能性もあるものです。

 

その方は、肺塞栓による 呼吸困難や胸痛などの自覚症状はありませんでした。また 下肢など他の場所に血栓はなく 外来で治療を継続する事にしました。

 

歳をとると 知らない間に 危ない病気になっている事があると実感した出来事でした。

 

お年寄りは、ちょっと変だと思ったら病院受診した方がいいですね。

 

アルフェ ビューティコンク