正確な診断しないで 熱がでたら 抗生剤使用継続は、やばいよ再掲載 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

 内科医で 治療としてやばい選択肢を書きます。

 

①発熱した患者さんが、受診します。正確な診断をつけずに

抗生剤を出します。

その抗生剤使用しても熱下がらず 別の抗生剤を使用します。

別の抗生剤を使用しても熱下がらず さらに別の抗生剤を使用します。その別の抗生剤でも熱改善しません。

 

②別のケース

発熱した患者さんが受診します。正確な診断つけずに

抗生剤を出します。

その抗生剤を使用すると確かに熱は下がります。

でもまた熱でます。抗生剤出します。そして改善します。中止したら

再燃します。

 

どちらも よく外来でみかける風景です。

① そもそも 感染症でない可能性 特に膠原病や 抗生剤そのもの

による薬剤熱 なんて可能性もあります。抗生剤をいくら使用しても

病気なおりません。

 

② 抗生剤が効果あるので 細菌感染であるとは思うのですが、抗生剤の効果が限定的になっています。使用するなら

強力に長期の使用が必要です。

どっかに膿瘍 つまり膿のたまりがあるか 感染性心内膜炎といって

心臓の弁に感染が起きるなど考えられます。ことに心内膜炎で ちゅうと半端なことすると 脳膿瘍など重篤な感染あちこちにおきやばいです。

 

 

抗生剤を使用するなら 何を疑い (臓器の場所 感染の原因となった細菌の種類など) 使用するか 明確にするべきです。

それが明確でない使用が 内科外来で あふれています。

 

患者さんは、上記のようなことあれば 主治医に尋ねてください

”その抗生剤は、 どこの感染部位の 何の細菌を想定して使用していますか?”

これに答えられない医師からは、一目散に逃げてください。

 

 

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