慢性胃炎の特殊型 A型胃炎 これ以外に怖い | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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慢性胃炎は、ほとんどが ピロリ菌感染によって生じます。

胃の壁が薄くなる所見がみられ ピロリ菌感染の場合は

胃の下側から 病気が発展します。

 

ところが、年700くらい胃カメラやって

2人ぐらいの頻度で 特殊な

慢性胃炎が見つかります。

 

それは 、A型胃炎と言います。

これは、特徴として、胃の壁の薄さが 上から生じます。

これだけだったら そんなに怖くないのですが

ビタミンB12欠乏が生じます。

これが不足すると 神経障害や貧血

そして一番怖いのは 認知症 錯乱 まさに

気が狂う症状になったりします。

速やかに内服で補充治療すれば こんなことは

生じませんが、進行した後では 手遅れになることあり

ます。

 

胃カメラで 診断できますから みなさん

胃カメラ受けてくださいね