先日、私の外来に、発熱の患者さんが受診しました。
70歳代の男性で、施設入所中の患者さんです。
足腰は弱くなっていますが、頭はしっかりしています。
発熱以外の症状は、ないとお答えになります。
診察しても、喉も赤くない、胸部の聴診も問題なし
腹部を触っても痛がらない。何もないのです。
そこそこ混んでいる日であったので、検査しないで
様子を見ようかなという気も起こったのですが、風邪とは言い切れないので、血液検査などを行いました。
そうしたら、炎症所見が、めちゃくちゃ高いのです。
CRP34もあります。
CTを撮ってみたら、ひどい胆嚢炎です。
もう一度、診察をしてみようと
胆嚢付近を触ったり、叩いたりしました。
でも、患者さんは、ニコッと”なんともない”
と言いました。
これだけ症状のない重症胆嚢炎は初めてでした。
当日、緊急手術となりました。
このような患者さんが、いると、自分が確信を持って
判断できない時は、検査をするしかないのかもしれません。
うーん こわい。


