タイガー800のクーラント交換作業 | タイガー800XCAブログ

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いよいよバイクツーリングのシーズンイン。

この時季になると居ても立っても居られない状態になります。

花粉症だけは辛いですが・・・

 

タイガー800も買ってから4年目に入りました。

エンジンオイルは定期的交換し、ブレーキオイルも昨年交換しました。

冷却液を点検したらLOWレベルまで減っていたので補充ではなくそろそろ交換の時期かと思い作業することに。

 

冷却液は頻繁に交換するものじゃないこと、エア抜きが難しいこと、廃液処理も下水に流せないなどバイクメンテナンスの中でもちょっと敷居が高くなる作業です。

それゆえショップに頼む人が多いのではないかと思います。

 

YouTube上で冷却水交換作業動画もたくさん上がっていて参考にできますがいろんなやり方があるなと思いながら観ています。

 

私のやり方は冷却液を抜いた後、水道水をぶち込んでグリグリに洗浄するやり方です。水で汚れを搔き出すのである程度はきれいになるかと思います。

本気で洗浄するにはエンジンかけてサーモスタットを開ける作業を繰り返し行ないますが新車4年目ということでそこまでしません。

 

では作業開始。

タイガー800の場合、ラジエターキャップにたどり着くまでにいろんなパーツを外さないといけない。クラッシュガードを付けているとさらにはずす部品が増えます。

ここまでいくだけで30分程かかります。

タイガー800の冷却液交換をいろいろ調べたけどどうやらラジエターにドレンプラグがなくホースを外して冷却液を抜くみたい。

ホースクリップが変な方向に留めてあり工具がうまく挟まらず四苦八苦。

一か所だけでなく3か所ホースを外して古い冷却液を抜きます。

ドバドバ出てきましたがなんと汚い色。

ドブ色してます。純正色がグリーンと思って用意したけどどうやら色はあまり付いてないものが使われているようです。

 

古い冷却液が完全に抜けたあとは水道水を豪快にぶち込んで冷却通路を徹底的に洗浄。

下のホースから残った汚れと一緒に排水されます。

上から入れた水が透明になったら次は下のホースから水をぶっこんでラジエターキャップからオーバーフローさせてさらに洗浄。これでかなり綺麗になったはず。

 

新品のクーラント液はホルツのグリーン。ホムセンで売ってるやつです。

2.4リッターほど使うので一本じゃ足りない。

随分前にクルマに使った残り1リッターがあるので足らずはそちらで補填。

ホース類を全部繋ぎなおして新品の冷却液を入れますがここで登場するのがアストロプロダクツで買ったクーラントチャージャーです。

これあるとエンジン掛けながらのエア抜きがめっちゃ簡単にできます。

使い方はラジエターキャップにバケツを連結して冷却液をたんまり補充。

エンジン掛けながらホースを揉んでやればブクブクと泡を出しながらどんどん入っていきます。

減った分を追い足ししながら液面が止まれば一旦補充をやめます。

この時リザーブタンクにつながるホースは洗濯ばさみで挟んでおかないと逆流しますので注意。

サーモスタットが作動するまで水温を上げ、ホースを揉んではアクセルあおってを繰り返すとそのうちエアが出なくなれば交換完了。

 

最後にリザーブタンクも洗浄しますが取り外しが結構大変。

燃料タンクが邪魔してボルト2か所が外せない。

素直に燃料タンクを外せばいいのですがそれするのもあっちこっち外さないといけないのでめんどうくさい。手持ちの工具を駆使して何とか取り外しに成功。

リザーブタンクの中もそこそこ汚れがあるのできれいにしておきました。

あとはカウルとクラッシュバーを元に戻して近場をライディング。

エンジンが冷えた状態でリザーブタンクの液面をチェックして減っていたら補充。

これにて作業完了。

 

なんか最近のバイクの冷却液の交換頻度が2年に一回とかいう人多いけどそこまで頻繁に必要には思わんのですがどうなんでしょう。単に作業工賃で儲けたいだけじゃないのかな。

過酷な状況で使う人は別にして普通にツーリングで使う程度なら3~4年に一回の交換作業で十分だと思います。

あくまで私見です。