遥か昔の日本

 

博徒が旅中において

一夜の宿と一食の食事を受けた相手に対し

わが身をかけて恩義を返したといいます

 

「一宿一飯の恩義」

 

 

アニメ「バキ」に登場する

花山薫

の恩人が行った行為がそれですね

 

 

 

全ての人が生きてゆく道中において

「恩を忘れない」「恩を返す」

といった心構えがあったのなら

 

きっと今起きている

大半のトラブルは起こり得ない

 

・・私はそんな気がします

 

 

でも最近は

「恩」という人の感情以前に

「感謝」の気持ちが

世の中から減っています

 

「感謝」の気持ちが減れば

人の心から

「やさしさ」が減ります

 

 

この世から"やさしさ"が減れば

人の世は騙し合いと

奪い合いの修羅場

へと化して行きます

 

 

 

いつの世も様々な理由で

助けを求める人が必ずいます

 

"助けが必要な人"

はもっといます

 

ですが

 

やさしさの減った世の中では

「助ける力の有る人」

の心が疲弊していて

 

助けの手を差し伸べる気持ちに

なってくれません

 

 

それはまるで神話の

天の岩戸

 

固く閉じてしまった扉を

どうにかして開かねば

 

多くの人が凍えてしまいます

 

次の時代の為の新しい芽が

たくさん枯れてしまいます

 

 

 

いったいどうすれば

人の心に"やさしさ"が戻るのでしょう?

 

いったい いつになれば

再びアマテラスは

微笑んでくれるのでしょう?