岐阜下呂テクテクおじさん歩「飛騨金山巨石群~下呂温泉」(岐阜 飛騨金山) | サラリーマンおやじのさえずり小鳥っぷ(小旅行)

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娘のセンター試験まで一月を切りまた自身の仕事のもパワーをと考えていたところ、なんと今月号のKELLY(名古屋の月刊情報誌)はパワースポット特集で、その中に岐阜の金山巨石群が載っていたのである。ということで今回は名古屋から国道41号を走り、金山から下呂を目指すことにしたのである。もちろん最後の温泉は下呂温泉なのである。

朝一番で名古屋を出、国道41号を北上していく。朝といえばモーニングである。朝食を食べないと腹が減ってはなんとやらである。実は金山によく行くところがあり、それが41号から少し国道256にはいった沿線にある温泉と宿泊施設もある全国でも珍しい道の駅、「飛騨金山 ぬく森の里温泉 道の温泉駅 かれん」である。道の駅といえば和風建築が多いが、ここはモダンな造りで新鮮な印象を与える。




ここでは「食事処 かれん」でモーニングバイキング(500円)が取れるのである。 ジュース・コーヒー・ヤクルトが飲み放題でパンも野菜(千切りキャベツ・ポテトサラダ。マカロニサラダ)もフライ物(ウインナーにミンチカツ等)、ゆで玉子も食べ放題で時間無制限。へたなモーニングより断然お徳である。




「かれんの湯」はアルカリ性単純温泉でコンクリート打ちっぱなしの露天風呂からは清流馬瀬川を眺めながらのんびり入浴が楽しめるのである。しかし今回は朝風呂はなしで残念ながら次を目指す。




飛騨川の上流馬瀬川にあるのが「東仙峡 金山湖 岩屋ダム」である。昭和51年(1976年)に完成した日本有数の美しさを誇るロックフィル式ダムで東海の水瓶とも言われいる。さすがに湖面から吹く風は冷たかった。



その岩屋ダム直下にあるのが「金山巨石群(岩屋岩陰遺跡)」推定2500年前のもので「岩屋岩陰遺跡巨石群」「線刻石のある巨石群」「東の山巨石群」の3ヶ所からなる巨石群のことを指し、1998年から日本で初めて考古天文学的調査が行われた巨石群なのである。10Mを超える巨大な岩がいくつも集まっている圧巻のパワースポットであり、夏至や冬至、春分、秋分などの一年の節目の日に巨石の岩の隙間に射し込むスポット状の太陽の光によって1年間の周期を知ることができる神秘的なスポットで、太陽カレンダーとして正確に時を測る機能を持つ巨石遺構である。実は巨石は人工的に配置された可能性があり、縄文時代の人々が太陽の周期を把握し、暦として機能する巨石構造を作り上げたのではないかと考えられている。




まさしくイギリスのストーンヘンジやエジプトのピラミッド建築に匹敵する古代の巨石建造物なのである。




お昼にはまだ時間もあり、お腹も減っていないので滝巡りをすることにした。実は何度も金山に来ているのに訪れていない場所である。しかし、しかしであるここの滝は良かった。滝を真近に見れ、かつベンチもいいところに設置している。初夏や夏は気持ちがよさそうである。それが横谷峡「四つの滝」である。信州蓼科にもある同名の横谷峡があるが、こちらの方が数段上である。(アップダウンの少なさ、滝の近さ等)


四つの滝は「白滝」「二見滝」「紅葉滝」「鶏鳴滝」といい、郡上街道沿いに約1KMほど続く横谷峡は特別天然記念物の「オオサンショウウオ」が生育する荒々しくも美しい幽谷であり、マイナスイオンをたっぷり浴びながらの散策を楽しめたのである。中でも紅葉滝は、荒々しい岩と四季折々の表情を表す木々、勇ましい滝の織り成すコントラストが美しい。




この道は秘宝の黄金鶏の行方を探し、鶏鳴滝へ辿りついた「黄金姫伝説」を偲ぶ黄金姫街道(約6KM)である。堀川天皇の頃(1093年)、安置されていた秘宝の鶏が都の戦を嫌い飛び立ってしまい、この鶏を見守っていた黄金姫は比叡山で観音様のお告げを受け、鶏を探しに東山道から飛騨路へ向かい、横谷峡、四つの滝の鶏鳴滝へたどり着いたのである。しかしその鶏は清流権現となり姿を変えていたことを見とどけ、黄金姫は都へ帰る途中疲れは果て亡くなったと伝えられているのである。この付近の坂梨川流域にある子守金神では、特に咳に患う子供の病気の回復を祈願し、平癒すれば「鶏」を奉納するという風習が残っているとのこと。

さて金山をあとにし、再び国道41号に戻り下呂を目指す。飛騨川沿いは美しい自然と急峻な山々と奇岩怪石で 形成され、その渓谷美は四季の景観に富んだエリアで「飛騨木曽川国定公園 中山七里」に指定されている。なかでも中山七里は金山町の境端から下呂温泉街から4kmほど南下した、飛騨川に架かる帯雲端まで、約28Kmにわたって続く渓谷はJR高山本線の車窓からも眺められる。V字型に落ち込んだ急峻な山々の間を、エメラルドグリーンに輝く水が流れていく。急流では岩肌を削りながら流れ、白く波打つ姿が豪快。川に沿って石英斑岩の乳白色の奇岩群が荒々しくそそり立ち、四季折々に変化する山々とのコントラストがすばらしい。釜ヶ淵の牙岩、羅漢岩、屏風岩は奇岩の名所として有名である。途中の焼石から門和佐川を遡ったところには有名な「苗代桜」がある。別名暦桜ともいい、桜の開花を待って里人が苗代の準備を始めたことからな名付けられた樹齢400年の2本の姉妹桜である。以前見に行った時は震災でライトアップが中止されていたが桜の前に広がる水田に映り込む姿が幻想的であった。


お昼は下呂の「G-グルメ」菅田庵の「トマト丼」にすることに。飛騨牛を地元産のマイタケなどとしぐれ煮にし、トマトをトッピングしたトマト丼で下呂トマトの産地ということで「菅田庵」のご主人が開発したもので以外とあうのである。築400年程の邸宅を移築したという店内は少々乱雑感があるものの美味しいものが食べれれば良しである。




お腹もいっぱいになり「下呂温泉」街をぶらつくことに。下呂温泉は南飛騨の山並みに囲まれるように飛騨川(益田川)が流れ、川沿いに温泉街が開けている。1000年の歴史を持ち薬師如来が傷ついた1羽の白鷺に姿を変えて飛騨川で傷を癒し、源泉のありかを知らせたという「白鷺伝説」は温泉の発見にまつわる話として今につたえられている。




無色透明で清潔感のある温泉は微かな硫黄の香りと滑らかな肌触りが特徴で、江戸時代の儒学者林羅山は、 有馬・草津とともに「天下の三名泉」と称し、「入湯する人はその験を得ざることなし」と評価した。下呂の湯はpHの値が約9あるアルカリ性のため天然の石鹸効果が高く、肌の余分な角質や毛穴の汚れ、シミの原因になるメラニンを分解する、美容や健康づくりに優れた効果がある「美人の湯」とも言われている。

下呂の街は今も今も温泉街としての輝きを失わず、ぶらぶら散歩するのが楽しい。土産物店を冷やかしたり、街のあちことにある足湯で休憩したりとところで下呂温泉は日韓共同制作ドラマ「赤と黒」のロケ地になっていて第6話では「モリの足湯」に浸っているのだが、ちょっと遠いので下呂温泉最初の足湯の「鷺の足湯」で疲れを癒すことにした。



又同じく第6話でゴヌクがテソンと電話をしていた林羅山のやチャップリンの像がある阿多野谷沿いの歩道には約100基の雪の結晶を施した行燈が設置されているのだが、そのうちの5基にはハート型の雪の結晶があるのだが。




しかも周りはカップルだらけなのである。う~ん一人はつらい!


最後は実際に下呂温泉を満喫すべく「ホテル パストール」に向かう。下呂温泉を見下ろす高台に佇むホテルで館内に入ると、吹き抜けの開放感ある空間が広がる。お風呂は地下2Fで大浴場と露天風呂がり自家源泉100%で湯上りはさっぱりである。源泉で高温と低温の湯船があるのが嬉しい。しかしながら日帰り客が多いことや、家族連れが多いことなのか入浴作法を守らない人ばかりである。かけ湯で体をきれいに洗い流すことをせず、いきなり湯船につかって顔を洗うひとや、体をゴシゴシとこする人など泊まりたくはないと思ってしまった小生である。



しかし湯は本物で帰りの運転も疲れ知らずでたのしい一人クリスマスであった。