Trip Road -4ページ目

8月19日、34日目。

走行距離100km






ぐらい。




夜薬飲んでたから日記まとめる前に睡魔が襲ってきて食べられちゃったとです。




ってか


キツイよ~!!夏風邪!!




この日がキツさピークだったかな。







なのに、結構走ってるな…






やけか?





風邪の方が走れたり?




でも朝から、咳、鼻水からぁ~の頭痛と節々の痛みで本当にしんどくて、1人だったら絶対もう一泊してた。

でも仲間がいるだけで元気もらえるし、メンタル的にも楽になるのは不思議だ。




だからスタートできた。



この日もK氏先頭で引っ張ってもらう。




朝露に濡れた牧草を、馬だけに、うまそうに食べている馬達を、うまく写真に写したかったが、なかなかうまくいかない。













…………ポン!








なだらかなアップダウンと、昨日より多く感じる天日干し昆布達を過ぎると、国道336から地方道34に入る。

襟裳岬までの34号線は風邪引きにはキツイぜ!なアップダウンが続くがK氏に負けじとペダルを回す。
photo:03





photo:02


輪行で広島から来て走っているおじさんに途中で会い、襟裳岬まで並走し岬を一緒に回っただけだが、楽しかったと、名物のつぶ丼をご馳走になる。
photo:01


つぶは柔らかくてうまかった!
でも1番はタレの味かも!


襟裳岬の夏は視界が無くなるほど濃い霧が発生するが、この日はここ最近で1番暖かい日だったせいか、日頃の行いが良かったせいか、霧もなく晴天。
岬から太平洋へ落ち込む綺麗な岩礁群も、ピョコピョコと海面から頭を出しているゼニガタアザラシも見る事ができたので満足!
photo:04




襟裳岬突端
photo:05




襟裳岬到達記念に一枚
photo:06






おじちゃんは近くの宿へ、僕らは帯広方面へ愛車を走らす。

予想していたアップダウンは全く無くフラット。
さすが黄金を敷き詰められるほどの金額が投じられた道だなと納得する黄金道路をひた走ると、北海道入ってから初めてのエゾジカに出会う事が出来た。






この日は、襟裳岬から50kmほど帯広方面へ行った十勝神社の公園で泊まったのだが、夜今までに聞いた事の無い動物の鳴き声を聞く。





『ギャァウィン!!ギャァウィン!!』





その鳴き声は、威嚇している様でもあり、さみしくて泣いている様でもあったが、とてもうるさい。




真相を確かめる為ライト片手にK氏と暗闇に近づくが、警戒心が強いせいか泣き止み逃げ出した。




『ガサ!ガサァ!ガサァァ!!!!』





『何!?なに!?ナニ!?結構デカく無い!?』



『やばくない!?大丈夫!?』




鳴き声と逃げる音だけで、男心をくすぐり、得体の知れない動物に興奮し、想像だけが膨らむ。





『ついに出会っちゃった!?オオカミに!?』




『クマかもよ!?』




『いや、あのガサガサ感は、カピパラじゃない?』




『いや、カピはいないでしょ!』




最終的に2人の結論はイノシシに落ち着いたが、翌朝地元のおっちゃんに聞いたら








『いやこの辺りにイノシシはおらんよ。』











『じゃぁ!なんだったんだぁぁぁぁぁ!!!』















『えっじゃぁ何!?あれ?えっ外?地球外!?』








朝からテンション高めの2人でした。
知ってる人いましたら教えてください。


iPhoneからの投稿

8月18日、33日目。

走行距離75.65km
走行時間3h54min
消費カロ1027kcal


8月11日~17日までのアイヌモシリの日記は後ほど書くと思います。

アイヌと言うものが凄く近くで感じられ、アイヌ文化や、生活、生き方、差別、苦しみ、占領、現在。

アイヌについて知らない分、入ってきた情報が多過ぎてまとめられないから、ちょっとアイヌについて学んでから書こうかな?

書けるかな?


書けないかも。





フェス的には、ヒッピー的な、アットホーム的な、コアな、PEACEな、ゆる~くあり、まったりが似合う7日間でした。

photo:01






では、走ります。





17日のフェスが終わってから、一週間前に登って来た道を下り、海沿いを襟裳岬方面へ15kmほど走った所にある

情報サイトスペースin日高からのスタート。

ちなみに情報サイトスペースは無料で泊まれるプレハブ小屋。
トイレ、水、電源も無料で使えるなんて旅人に優しいなぁ。
photo:02







アイヌモシリで知り合ったチャリダーのK氏とペアランをする事になったが、モシリでこじらせた風邪が悪化し、咳に、鼻水が酷い。


ペアランをして良いものだろうか?

誘ってくれたのを断ってここで療養した方が良いのか?



色々考えたが、走れないわけでは無いので様子を見ながら前へ進む事にした。

日高から浦河まではサラブレッド街道と言い、競走馬を飼育している牧場が道のサイドに点在する。


しなやかな肉体に、スラっと長い足、黒光りするほど整えられた毛並の馬が牧場内を駆け回っている姿は『美』を感じさせる。
photo:03




日高は昆布でも有名で、石の敷き詰められた敷地に、朝採ってきた3m以上もある昆布を、おばちゃん達が布団を広げるかの様に昆布を一面に並べ天日干しをする。
photo:04


photo:05



天日干しされ水分の無くなった昆布は、全ての旨味やミネラルを凝縮させ、透き通るようなブラウン色から細くカチカチなブラックに変わり『日高こんぶ』として出荷される。多分。
photo:06





昆布と牧場が入り混じる街日高。





馬に乗りながら昆布を食べたい人







是非。










レコードが無料で聞けると言う、サラブレッドロード新冠。
photo:07


マイケルのBEAT ITでノリノリ!
photo:08





今日の寝床も昨日と同じ浦河情報ステーション
photo:09


何カ所かあるので、旅人にはありがたい。

そこで会ったチャリダー夫婦は60越え!!
ビールとワインを頂いた嬉しさで、風邪の事忘れ飲んだら、一気に回って頭が割れるかと思った。
photo:10






風邪キツイぃ~~( ̄◇ ̄;)








iPhoneからの投稿

8月10日、25日目。

走行距離60.32km
走行時間3h15min
消費カロ797kcal



『おはようございます。おはようございます!』



『お客様、ここは敷地内なので6時までに片付けてください。』



テントの向こうから聞こえる声の主は誰か分からないが、きっと警備員だろう。



眠い目をこすりながら、『わかりました。』と愛想のない返事をし朝露でビチョビチョになっているテントやバッグを片付け始めた。


目覚めの悪い朝だが、テントを張った場所も確かに悪く、後ろはガラス張りの食堂だった。



荷物を片付け、脳みそが起きるまで入り口で休んでいる時、ふと気付くねぶたの衣装の状態。


4日放置していたからなぁ…と恐る恐る袋を開けてみると



『ぷわぁぁ~ん…』と香るその匂いは、香ばしくも、酸味が効いていてなかなかパンチが強い。



よろけた俺だが、右足で何とか踏ん張り、すかさず右フックと左アッパーでビニール袋を縛りあげる!





危うくKOされる所だったよ。









閉じ込めてしまえばこっちのもんだ、ランドリーを貸してくれるらしい9km先の富川シティホテルまでチャリをぶっ飛ばす。



薄暗い受付に出て来たおばちゃんはランドリーを貸す事に少々しぶりを効かせているが、しつこい頼みにようやく頷いた。




『ただ…』





『乾燥機4時間かかるのよぉ~…』



『そうなんですかぁ4時間ですかぁ~……』





『…っえっ?4時間ですか!?』
『40分じゃなくて!??』





『そう4時間。だからいつもお断りしてるのよ~。洗濯機だけなら200円で20分できるのよ。』





4時間も回したら服バラバラになって無くなっちまうよ!!
か縮み過ぎて、子供服かチビTだよ!!



いや、4時間と聞いて俺がランドリーを借りるのやめます。って言うだろう作戦か?
どっちにしろ大袈裟すぎるだろぉおばちゃん!!!















『あっ、じゃぁランドリーだけでいいです。。。』






















脱水にかけられ、キレイになった奴を干したのは、海沿いの235号から内陸へ入って行く237号沿い。

photo:01




曇りだが、時折見せる太陽と気持ちの良い風が干した服を乾かしてくれる。

photo:02




二時間ほどで服が乾いたので、明日から始まるアイヌモシリの会場を目指し走り始めた。






乾燥機借りなくてよかったずら。





途中に貼ってある手作りポスターや、アイヌ文化博物館が密かにテンションをあげる。
photo:03


photo:04


photo:05


photo:06


それにしてもアイヌの民族模様はかっこいい。




場所がイマイチだったので、主催者のレラさん宅に直接行くが本人はおらず、代わりにマトゥンダ(アイヌ名)さんが教えてくれた。あだ名はマーちゃん。(日本名)
photo:07


マーちゃんサンタさん!??


アイヌ純血ではないが、やはりホリと毛は深い。



教えてもらった通り行くと、予想していた通り圏外地域に入ったが、モシリの看板が所々に立っているので安心して進む事が出来た。






photo:08


休んでたらおばちゃんにメロンとカンロ?を貰う。
どっちもうまい!!
ってかどっちもメロン!?って感じ。





17時、目的地アイヌモシリの会場に到着!

すでにテントを張っている人達もいてキャンプを楽しんでいる。
会場自体は小さいが一つの村が出来ている。
photo:09




食堂やSHOPも結構あって、楽しめそうだ!




明日からのフェスに期待を抱き就寝。









iPhoneからの投稿

8月9日、24日目。

走行距離96.61km
走行時間4h28min
消費カロ1477kcal


朝の浜辺は寒く、テントのフライもシェラフも出してなかったので身体の末端が寒さでしびれていた。




早めに片付け7時出発。




霧雨が降っていたが、気にならないほど微量だ。



36号線は、ダンプやトラックが多く、側道を走っている自転車なんてお構いなし。道も真っ直ぐだからスレスレを凄いスピードでぶっ飛ばして行く。

怖いし、うるさいし、土ぼこりは目に入るし。



そんな時は『バカやろー!ちけーんだよ!』って怒鳴る。

これがまた気持ちがいい。








苫小牧の友人と連絡を取っていたが、アイヌモシリに来ると言っていたので、会える事を願い、苫小牧をスルーし、念願の風呂付き道の駅、むかわ四季の館へ到着したのは16時半。


4日ぶりの風呂に、無料休憩所が22時まで使えたので、コンセントの前に陣取り、日記とバッテリーを更新する。





追い出された外は、いつの間にか濃い霧に覆われ、冷たい霧雨が降っていたので、わずかに雨をしのげそうな軒下を探しテントを張る。



静かな夜に立ち込めた霧が一層寒さを感じさせた。



予定通り、明日にはアイヌモシリの会場にたどり着けそうだ。

















iPhoneからの投稿

8月8日、23日目。

走行距離109.38km
走行時間6h14min
消費カロ1705kcal


日記の更新ダイブ遅れてます。。。

圏外地域に一週間もいたり、風邪が悪化して毎日走り終えたら、すぐ寝てしまったりで書けていません。

ちょっとズルして省略型日記で行きたいと思います。



今日は長万部から、室蘭の道の駅を目指す事に。


走り出しは好調だったが、10km辺りからダラダラと坂を登りだし、峠を2つほど越える。
どちらも200mもない峠だが、キツイ事には変わりない。

坂の途中でチャリダーらしき人を見つけるとキツさ半減スピード倍増。

前に見えるケツを追っかけてがんばったら、その人は女性チャリダーだった。

いい年して女のケツ追っかけちまった!


話をしながらしばしペアランを楽しむ。
学生の彼女は、18日から行われるチャリサークルの合宿のため個人的に網走まで向かっている途中。

サークル全体で50人、網走から、釧路まで50人がチャリでサイドバッグ付けて走っている様は合宿と言うよりパレードでしょ!

普通に見てみたいよ。


そんな話を、休憩で寄った内藤大助の出身地豊浦道の駅で話しながら、今日は苫小牧まで行くと言う彼女を送り出した。
photo:06







タイヤの空気圧が気になったので、通りかかった町のチャリ屋でポンプを借りる。

『今日は暑い!仕事したくないよ!』

なんて親父が言ってるけど、本州に比べたら断然涼しく、走っていても気持ちがいいぐらい。

さっき着替えたばかりのTシャツの胸元をもう湿らせながら、2010年度版のMAPに古い!といちゃもんを付けられたが、幾つかオススメポイントを教えてくれた。



行くつもりはあまり無かったが、言われた通り、洞爺湖を目指す事に。




photo:01


photo:02




カルデラ湖で最大水深は180m。
透明度も高く、湖の真ん中に浮ぶ中島は、形も綺麗で凄く落ち着ける場所だった。


photo:03


普通の焼きそばだって、美味しく感じちゃう。


photo:04


洞爺湖一人ぼっち水泳。
めっちゃ気持ちよかった!






で、今日泊まろうと予定していた、みたら室蘭の道の駅へ行くために渡る東日本最大の吊り橋、『白鳥大橋』
photo:05



は自転車、歩行者、125cc以下のバイクは渡れず…


『なんだよーー( *`ω´) !!橋はでけーのに道はせめーのかよ!!けちってんじゃねぇーよ!!( *`ω´) 』


って怒りながらそこを諦めたが、港は工業地帯のためテントを張る場所が見つからず、陽も落ち掛けたのでコンビニでビールを飲みながら考える。


焦ってもしょうがない。



結局そこから数キロ離れた小さな浜辺にテントを立てた。


ベタベタだから砂が足から離れない。





明日は風呂日だな。




photo:07





iPhoneからの投稿

8月7日、22日目。

走行距離113.43km
走行時間5h35min
消費カロ1670kcal


6日のねぶたを半分跳ね、22時15分発のフェリーの時間に間に合わせるため、興奮している身体を冷ましつつ、フラついたハンドリングでターミナルへ向う。

青森から出ている津軽海峡フェリーは北海道の函館まで、自転車だと4200円。

もう1つの青函フェリーは3000円掛からないのだが、6日出発はチケットが無かった。


6日出発の理由は北海道の二風谷ら辺で11日から開催される野外フェス




『アイヌモシリ』




に間に合わせたかったためだ。




どんなフェスなのか全く分からないが、名前だけで民族臭が漂い面白そうだ。





津軽海峡フェリーは綺麗で快適!
photo:04







旅人に教えてもらった、空いていれば使ってもいいらしい個室ベッドがあるドライバールームに入ろう!
作戦は、失敗したので、柿ピー食って雑魚寝。



photo:03



7日午前2時に函館港に到着。





ついに上陸!!






鼓動は高鳴るが、1人だから興奮を抑えつつ…その代わり北海道の意外と暖かい港の空気を胸一杯に吸い込み、これからの旅はどうなるのか、どんな出会いがあるのか、色々考えながらターミナルの待合所で就寝する。









『さむっ!!』






エアコン効きすぎだよ!




北海道が涼しいのはエアコンのせいか!!







夜中寒さで何度か目が覚め、あまり休めなかったが、眠い目をこすりながらも、新たな出発に胸高鳴らせ8時出発!




函館から札幌までのびている5号線を北上、緩やかなアップダウンが続いてから、初めて体感する真っ直ぐのびる道。


空は青く、雲低く、風も、道も匂いも本州とはまた違う。




天気も、暑く無く寒くも無く、気持ち良い走り出しになった。




途中、愛知から来たチャリダー一家に会う。


函館から宗谷岬まで、家族で旅していて、今年で三年目だと言う夫婦の子供はまだ中学二年生と小学生の姉妹。


小柄で可愛らしい妹さんは自転車もちょっと大きそう。
それでもクルクルペダルを回しながら、母親の後について行く姿は愛らしく応援したくなる。









『いい家族ですね。』



そんな言葉が自然に出る。





姉に質問したら


『絶対無理無理!』って言ってたけど、おっきくなったらやるだろうなぁ





1人旅。





旦那さんも昔旅人だったみたいだし、そのうち勝手に家飛び出すな。笑




『今度会うときは、姉妹チャリダーだね!笑』









そんな言葉で別れた直後にまたチャリダーに会う。




黒くて、細く、眼鏡の上から溶接用のデカイサングラスを掛け、チャリは変則無しのレトロな自転車。

丸い発電ヘッドライトが紫外線で黄色くなり、あまり点かないらしい。


『そんな時は、ここ叩くんですよ!』と



タールの強いタバコをふかし、ヘッドライトをペシペシ叩きながら、甲高い声でアハハハハ!と笑うY氏は、学生かと思いきや、35歳。







ライダーがやってたらしく、自分のリュックにテープで



『宗谷岬』



と書こうと小っちゃく切ったテープを貼っているが、端が既に剥がれだしている。




それより、旗かボードがいいと思いますよ!




『あっそれいいねぇ!100均で買ってこよ!』





とても気さくなY氏は、親父の会社継ぐ前のチャリ旅。




広島から。







変則無しの自転車で…











すごいっす。。。









ある意味凄く尊敬します。








夜は長万部の駅近にあるふれあい公園でY氏とテントを張り、話をしながら眠りにつく。



明日は室蘭かなぁ。


昆布館。無料。
photo:01


photo:02














iPhoneからの投稿

7月31日〜8月6日、15日目〜21日目

走行距離34.41km
走行距離2h05min
消費カロ425kcal
(31日走行分)



更新が大分遅くなってしまいました!





って事で





まとめて更新じゃ!!!




8月2日~6日まで『青森ねぶた祭り』に『跳人』(はねと:跳人の衣装をまとい『ラッセーラー!ラッセーラー!』『ラッセーラッセーラッセーラー!』の掛け声と共に跳ねまくる人達の事)として参加して来ました!!
photo:01







跳人って…






超疲れるし





超声枯れるし





超身体中痛くなるし





超衣装臭くなるけど











超楽しいんだ。











元々踊るの好きだし、音楽掛かれば何時間でも踊ってられるけど、ねぶたは二時間跳ねて声出せば、全身の毛穴から吹き出た汗で衣装はビショビショ、足フラフラ、1Lジュースなんて一瞬で無くなる。
中、高の部活並みに自分を追い込んでるようにしか感じないけど、5日間ぶっ通しで踊っちゃったし、来年も来たいって思った。






何でだろ?








よく分からないけど、ねぶたには何か惹き付けるものがある。










ってか





それだけで充分じゃね?笑





歴史とか意味とか調べたけど、そんな事知らなくたって楽しいもんは楽しい!!









あまり書かないけど、書きたい事は一杯ある。

ねぶたの事。
photo:03




跳ねてる時の事。
photo:04




出会った仲間の事。
photo:05


photo:06




ライダー、チャリダーがパレードする事。
photo:08




毎日何してたんだろう?的な事。
photo:09


photo:10




今年は3位になった事等々。




それには時間と、バッテリーと文章能力が無さすぎる…







毎日同じ事をしているけど、毎日が違う。


知った者にしかわからない世界へあなたも是非!





来年は鍛えてから行こう。
photo:02

















iPhoneからの投稿

7月30日、14日目。

走行距離0km
走行時間0h
消費カロ0kcal



50%60%の降水確率のため、休養日にあてる。


外は雨が降ったり、止んだりしているが、そこまで激しい雨ではない。





『何しよう?』






こんな時はやっぱ本かな。




出発前に友人から進められ、頂いた本を読む。




なかなか面白い。





こんな日は、本を読んだり、音楽聞いたり、寝たり。












それにしても暇だ。




明日は動けるかな?




おわり。



iPhoneからの投稿

7月29日、13日目。

走行距離84kmぐらい。
走行時間5h以上6h未満、ぐらい。
消費カロ1000~1800kcalぐらい。



データ取るの忘れてました!

このサイクルコンピュータ午前0時でリセットされちゃうんです。。。


まぁこの日は色々あったので、それどころじゃ無かったのかもしれません。。。






出発当初は、メシを食べなければ半日持たないって言ってたけど、最近ペース体力共に上がり、食生活にも余裕が出る。

メシがパスタになったり、ラーメンになったりしても自分の身体をコントロールし、持っているエネルギー分の走行が可能な身体になってきた。


まっ燃費が良くなったて感じ。



朝雨がぱらついていたので、ラーメンを軽く食べ、仲間と休んでいた所に、道の駅の店主が何か持ってきた。



それは“昆布おにぎり“だった。

photo:01



この辺りでは海苔を巻かずに、昆布を巻き、具は何も入れず、素材の味を楽しむ。


そのおにぎりを有り難く頂くが、あまり美味しく無い。

そもそも味が無いのだ。

磯の香りだけでは進まないので、隠れてふりかけを掛けてようやく食べ、道の駅いまべつを後にする。


photo:02






言い忘れましたが、龍飛岬でも出会いがあり、去年チャリダーで日本一周したY氏、今回はバイカーで来ている。


もう一人は前日に会っている日本一周チャリダー、S氏。


そして男鹿半島から一緒のA氏。


みんなペースが同じで、ねぶたを見に来たってのもあって、夜は行動を共にしてるが、基本的に日中はお互いに気を遣う事無く、バラバラに散り、それぞれ自分の旅を楽しむ。



その日も
『じゃぁまた道の駅浅虫温泉辺りでぇ~』と1人、また1人と旅に出て行く。

いつもの様に俺は1番最後に出発した。




まだ雨は降っていないが、25度を切る温度に少々肌寒さを感じながら、沿岸道路280号線を青森に向けて走る。


始めはアップダウンもあったが、それもフラットに変わり、左に漁港が出てきた。



その辺りから、胃に違和感を感じ始めた。




半乾きのTシャツを着て来たから腹が冷えたのかと、Tシャツを変えたが調子は悪くなって行く一方。

途中の道の駅で仮眠するが良くならず。

これはもしや!!



と思った時には、もう遅い。




歩道の脇にはさっき食べた昆布おにぎりの米と胃液が葉っぱを濡らしていた。




『くっっ…っそ!あのオヤジ!』




そんな言葉が胃液で焼けた喉を通って出るも、食べたのはお前だ。

危険を察知する能力が無いだけ。

あの時昆布から糸引いてたのに、親切に頂いた物だからと疑いもせず、残さず食べてしまった自分の甘さに苛立つ。


一回でも嘔吐してしまうと、体力がガタ落ちする事は知っていたが、案の定、走るスピードも気力も無くなり、まだこの先60kmもある道のりに心底心が折れていた。

更なる追い討ちは漁港の生臭い匂いと、冷たい雨。


吐き気と寒気が交互する中、通り過ぎる公園で何度Campを張ろうか考えたが変な意地が邪魔して足を止めない。





こうなったら何がなんでも辿り着く!





まだ吐き気が残る胃に握り飯とチョコパンを詰め込んで、がむしゃらに走る!






走る!







走る!





大粒の雨が視界を遮るが構うものか!





走れ!





走れ!





走れぇ!!!



そう自分に言い聞かせながら、無我夢中で走ったせいか、いつの間にか目的地10km手前まで来ていた。



ここまでくればもう安心だ、ゆっくり行こう。



そう判断したのは俺にも一応付いている脳みそだけ。



体は興奮冷めやらぬ感じで、青森市街、四車線道路をぶっ飛ばす!

TAXIと競争、信号で止まればスタートダッシュをかます!

足の筋肉が悲鳴を上げても足が動く。

目的地、道の駅浅虫温泉に付いた頃には足パンパンでヘトヘト。。。


いつのまにか体の調子も良くなっている。



ただ







もう動けん。。










追伸

昆布おにぎり食べた三人皆嘔吐。

バイカーはたどり着いたが、チャリダーはたどり着けず。


他の家族にもあげていたので、多分全滅。笑






課題!

危険察知能力を上げる!



以上!


おやすみなさい。
photo:03






Twitterでしか知らなかった人が隣でつぶやいていた!怖っ!!笑
トホダーです!
photo:04




























iPhoneからの投稿

7月28日、12日目。

走行距離98.17km
走行時間5h10min
消費カロ1724kcal





青森県は龍飛岬。
(左の先っちょ。)









聞く人聞く人に





『たっぴいぐんかぇ!あれまぁきをづげで!』



『たっぴ!?自転車で!?行かん方がええよ!』



『えぇ~!!…』



『いや、一度は行った方がいいよ!』



そんな龍飛岬。





地図見て確認してるから、それなりの覚悟は出来ていた…










でも…















あれは…










もう…










二度と…










登りたく無い……。









予想を遥かに越えた竜飛岬への道は





しょっぱなから心折られる12%の坂に歓迎され

photo:02





『縄張りに入るんじゃねぇ!!』

と親指程のアブ達が、自転車の周りを飛び回り俺を監視し続ける。




車で登ってくる人間は、クレイジーな奴がいるとガラス越しに笑い、エンジンの悲鳴と共に涼しい顔をして追い抜いて行く。


photo:03




途中





『あれっ!?これ登山!?』







暑さと、まだまだ頂上まで続くのであろうくねくね曲がった道を見て、錯覚に陥ってしまうほどだ。





いや、あれは登山だ!










だけならいいのだが…





龍飛岬。







別名





『風の岬龍飛』

photo:04







そう、心地よい風が僕の頬を愛撫する…






なわけ…






ないじゃない!!






風?



いやいや!





強風?




は?










『激嵐乱暴突風』だよ!!






愛撫どころか、風とボクシングだよ!



粘り勝ちたけどね!








強風の中の突風と乱風で何度も倒れかけ、自転車押しても風で押し戻される様。




体は常に斜めにしていないとチャリと一緒に吹っ飛ぶ。



そんな時は、ジッと待つ。




斜度に、風に、長い坂道で






『もうイヤだぁぁぁぁぁぁぁ!!』

と弱音を吐きながら登っていたら、もっとクレイジーがいた!!


おじちゃんチャリダー!



おじちゃん以上に自転車がクレイジー!

photo:01



キャリア引いて、ソーラーパネル乗っけて…

この道登ってきたの!?



弱音吐きまくってたのが恥ずかしい。




『何年かに別けてでも日本一周したいねぇ』





言っているが、おじちゃん今69歳!



おじいちゃんじゃん!



すげーかっこいいです!!





旅に年なんで関係ないですよね!!




またどこかで会いましょう!と言って別れる。






龍飛岬の下には北海道へ続く青函トンネルが地下140mに通っている。

もちろん上からは見えないけど、トンネル見学とか出来て意外と人はいる。






photo:05


階段国道。



そのままです。


階段なんだけど、国道です。
なんで造ったんだろう??
予算が余ったのだろうか。






龍飛岬で野宿しようとしたが、立ってるのもやっと。
危険と判断し、一個先の道の駅いまべつへ移動しそこで泊まった。







龍飛岬のおばちゃんに聞くと、今日は特に風が強いらしい。。。







『勘弁して下さいよ…』



photo:06


photo:07


登ってきた道。



まっなんだかんだ言ってますが、行ってよかったです!

山も綺麗だったし、仲間がまた増えたし!



脚力に自信のある方、Mな方、走り終えた後のビールで幸せになりたい人



是非!!龍飛へ!!






iPhoneからの投稿