ものの本によると
人間の聴き取れる周波数は
20Hzから20KHz迄と書かれてますね。

でも実際20KHz迄聴こえるのは
若い人で20代も後半になると
高音の聴き取り能力は落ちるとも。

自分がパソコンのアプリを使って
確認すると
12KHz迄が聴こえるかどうかです。

それ以上の音は聴こえないけど
音楽を聴いてて
高音不足は感じません。

十分高音迄聴こえてる気分にすらなります。

とある本に


各楽器の周波数分布のグラフが。

これを見ると高音が出る楽器でも
10KHz迄出してるのは…。

ここでは楽器の倍音は多分考慮してないでしょう。

倍音成分は20KHz以上になる楽器も
存在するそうですので。

倍音を気にしなければ自分の耳でも
ほとんどの楽器の高音は聴けてる事になります。

考えようによっては
人間の聴こえる周波数を考えると
本当の意味で高音を演奏する楽器はなくて
せいぜい中高音迄が楽器の音で
それ以上が倍音成分だと言えます。

この部分が結構話しをしていて
噛み合わない部分だったりします。

楽器の高音部を高音と言うのと
それ以上の領域の部分を高音と言うのは
違う意味になっちゃうのです。

シンバルが寂しく聴こえるから
高音が出てないシステムだと考えても
スイープ信号を周波数チェッカーで確認すると
20KHz迄きちんと出てて高音は実は
十分再現出来てるとか。

逆にシンバルは派手なのに
周波数チェッカーで見ると
高音の反応が悪いとかもありますね。

でもそこらが曖昧で理解出来てないような
記述を見掛ける事も。

SACDは高音の再生能力が高いから
高音が華やかになるからシンバルがよく聴こえるとか。

これは完全に勘違いですよね。
シンバルの周波数ならCDでも十分出せてます。

SACDは聴こえない倍音成分まで
再生してるので実は聴こえる高音は
CDもSACDも大差は無い筈です。

でも何故かCDだとシンバルが
潰れたような音の録音とかが有るのも事実。

でもそれがCDだからと言うのは違うような気はしてます。

同じ事が低音でもありますね。

20Hz辺り迄聴こえるとは言え
楽器の低音で実は低音ぽいのが
100Hz辺りだったりして本当の低音じゃないとか。

サブウーファーの調整での勘違いがこの部分だったり。

20Hz迄フラットに再生して出る低音と
100Hz辺りを持ち上げて出る低音は
別物ですよね。

100Hzから10KHz辺り迄なら
確かにフルレンジ一発でカバー出来る範囲でしょう。

良質なフルレンジにきちんとしたアンプで
十分ワイドレンジに聴こえる事が有るのも
そう考えればつじつまが合います。

自分のスピーカーに
スーパーツィーターを乗せてるのは
高音を華やかにするためじゃなくて
全体の雰囲気が変わるからです。

多分それがほとんど聴こえない
本当の意味での高音の効果でしょう。

と自分は考えてオーディオを楽しんでます。