お寿司の数え方って
一貫、二貫と貫で数えますよね?
この貫という単位
実は重さの単位で昔のお寿司は今の二倍位のサイズが有って
それがちょうど一貫の重さだそうです。

でも今の倍のサイズのお寿司って大きくて食べ難いですよね?
だから小さくして二個で一貫分の量で握る様になり
お寿司は二個で一貫と数える様になりました。
今でもお寿司は頼むと二個握って
「へいお待ち」
と出してくれますが
これで本来一貫。

なのに
100円回転寿司が流行って
高級そうなネタは
二個では無く一個で皿に乗せて廻すようになったら
それを一貫と言う様になってしまいました。

そうなると本来の二個で一貫だったお寿司は
二貫と数えてしまう始末。

100円回転寿司業界だけがそう言ってるならまだしも
世間一般でそう言いはじめ
テレビ番組ではカウンターのお寿司さんですら
場合によっては一個を一貫と数えて提供しています。

貫が重さの単位できちんと一貫はどれだけと決まっているのに
それが二分の一の大きさが一貫になってしまった訳です。

正直何だかな~って思ってしまいます。

因みに
ヤブ医者って言葉が有りますが
これも本来は名医の事をヤブ医者と言っていたのが
いつの間にか180度意味が変わってしまって
腕の悪い医者の事を指す意味になってしまいました。

でもこう言う事は
言葉使いを間違えてると良く指摘するマスコミでも
指摘しないどころか一緒になって誤用しているのが面白いですね。