今日は台風で外にも出れない休日でしたが
その分音楽を聴いてのんびり過ごしていました。

その中で
久しぶりにアナログプレーヤーを再生しようと思い立ちました。

カートリッジは余り使っていない買っただけの
シュアーのM97XEを選択しましたが
どうも聴いていて楽しく有りません。
何かもやもやした感じがするのです。

とりあえずカートリッジをプレーヤーから外し観察してみると
何とこのM97XEというカートリッジ
シェルに取り付けるプレート部分と
本体を接着剤で固定してあるだけでした。
 
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                      (写真は再接着後のものです)

使っているのは粘度の有る接着剤なのでしょう
写真を撮り忘れましたが
プレートから本体が1mm程剥がれて
接着剤の粘度でぶら下がっているだけの
シェルに対してグラグラな状態でした。
 
イメージ 2

おそらくシェルリード線に押されて
剥がれて来ていたのでしょう。

これでは良い音で鳴る訳は無いですし
何時全部剥がれて脱落するか分かりません。

一度完全に剥がしてしまい
接着剤を全て削り取り
対衝撃性とうたっているアロンアルファで再接着しました。

アロンアルファの接着力なら多分外れる事は無いでしょう。

その状態で再度聴いてみましたが
ハッキリ言ってかなり音が良くなりました。
 
イメージ 3

何処か曖昧だった音がきちんと再生される様になり
これなら聴いていて不快な感じは全く受けません。

一番肝心な部分の接合に接着剤、それも剥がれて来てしまう様な
物を選択する設計にお国柄を感じる一時でした。