あくまでも個人的な考えですが
最近オーディオって案外単純な事の組み合わせでは?
と思う様になってきました。

その単純な事とは
①情報量
②正確性
③音色
の3点だったりします。

どれも特に説明の要らない位当たり前な事柄な気もしますし
これ以外の要素も有りそうな気もしますが
突き詰めたらこの3点だけが残る気がしています。

そして基本の重要性はこの順番通りではないかと
つまり
如何に多くの情報量を拾いだし
それを正確に次の工程に送り出せれば
そこにはきちんとしたステージ感や雰囲気は出来上がり
それに自身が思う解釈の音色がのった状態が
人それぞれの理想とする音では?
または
人によってはあえて多くの情報量を必要としない
間引いた情報量が良しと思う向きや
正確性も少しルーズにした方が好みと感じる等
それぞれにこの3点のバランスを取って
結果それが好みの音となって楽しんでいるのが
オーディオじゃないかと考えています。

何をやっても音が変わるオーディオと言う趣味では
時として泥沼にはまり込む事が有りますが
基本はこの3点と考えればシンプルに思考が出来
底無し沼にはまる事無く脱出出来る気がしてきました。

ただし
情報量を間引いた状態や正確性をルーズにした状態を
音色の違いと勘違いしたりしない事や
音色ばかりに気を取られて
情報量や正確性に目が行かないと言った
客観的な視点も必要でしょう。

プレーヤー、アンプ、スピーカーそれぞれがこの3点の
バランスが重要なのは間違いないでしょうが
仮に
プレーヤーは情報量を
アンプは正確性を
スピーカーは音色を主に受け持つと考えてみると
今自分の装置にどういった不満が有るかと考えた時に
先ずは何処から手を付けるのか?
という糸口が見付かる気がしますし
これからは自分はそう言った視点でオーディオを考えて
みようと思う様になってきました。

では個人的にはこの3点をどう考えているかと言えば
先ず情報量は
ソースの情報量が10とした場合
その何割を拾い出せるのか?
という事で
これは多分に機器の性能に依存する事でしょうし
元のソースその物の情報量に左右されてしまうとも言えます。

つまりmp3音源ではどう頑張ってもCDの情報量には
勝てないとかも当然含まれます。

次の正確性もかなりの部分で
機器の性能に頼る部分が有りますが
ケーブル1本で音が変わるように
使い手のテクニックが重要な部分でも有ると言えると思います。

最後の音色は
機器の固有の音色は無いのが理想と掲げながら
現実には機器固有の音色が有ったり
部屋それぞれに固有のルームアコースティックが存在する中で
それらを生かしたり時には抑えたりして
自分の好きな音色を求める事だと考えています。

では今自分の装置はどうなのか?
情報量は多分それなりに出ているでしょうが
正確性に難があり結果定位等の不満が存在する状態だと言え
音色はそれなりに自分の好みに合致していると解釈しています。
つまり今やるべき事は正確性の向上だと今回気付きました。