中古購入で気にしていませんでしたが
気付けば自分が使っているKENWOODのプリメインアンプ L-A1も
20年選手となっていました。
 
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消費電力が大きいと言う事は痛みやすいとも言え
本来ならそろそろフルメンテナンスを考えるべき時期と言えますが
昨年末から更におじいちゃん機器の
TRIO KT-9700をフルメンテナンスに出し
今年は自分の車と嫁さんの車の両方共が車検で
挙げ句の果てに嫁さん用のパソコンまで遂に壊れて
急遽新しいパソコンを購入した現状では
直ぐにどうにか出来ないどころか
仮にKT-9700と同程度の費用が必要と考えると
5~6年は用立てるのに掛かりそうで
まだまだ数年は使い放しで頑張って貰うしかありません。

とは言えコンディションによってはそうとも言っておれない場合もあり
久しぶりにL-A1をラックから引っ張り出しカバーを開けて中身を確認しましたが
とりあえず変形や液漏れを起こしている
電解コンデンサーはなさそうだったので
お金の都合が付きそうになるまでは
まだまだ頑張って貰えそうかな?
と思えましたが
さりとてそう先延ばしも難しいだろうと思う部分もあり
どうした物かと悩む日々だったりします。
 
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かつては音に対して不満を感じる事も有りましたが
それでも長く付き合う中でそう言った部分も
受け入れれる様になり今ではさほど
不満に思う事なく使えています。

とは言え中身を改めて確認してみると
結構気になる部分が多く
そう言った部分を手直ししたら
更に良くなるのかな?
と思えなくもないですが
電解コンデンサーの全換え作業すら
自身では面倒で行う気になれない自分が
更に手直しまで出来るわけがなく見て見ぬふりをしています。

では主に何処を手直しした方が良さそうかと言えば配線の引き回しで
L-A1は見た目はシンプルで天板を外しても
ほとんど配線が見えない造りとなっていますが
 
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現実は底板側に無数のケーブルがはい回り
何が何だか分からない程の状況で現実には
全くシンプルではないアンプと言えるでしょう。
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特に音声信号は
入出力端子基板でのリレー選択→
フォノアンプ、ラインアンプ基板→
ボリューム→
1stステージアンプ基板→
パワーアンプドライバ段基板→
パワーアンプ出力段基板→
保護回路基板→
スピーカー端子と
6枚の基板を通過しその総延長はかなりの物とになり
所々で電源線等と仲良しになりながらの引き回しは流石国産アンプと
妙な納得をしてしまいます。
 
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また入出力選択はセレクターではなく
リレー切り替えタイプでおそらくリレー制御のマイコン等と離したかったのでしょうが
見た感じではフロントパネルの制御基板から最後尾の入出力基板まで
それぞれのリレーに付き1配線を引いているとしか思えない
位の大量の配線が存在しており
これじゃ逆に音に良くないのでは?!
と思ってしまいますが
とは言えそう言った状態でも個人的に音に不満は無いので
メーカーもそれなりに考えているのでしょう。

中身的には一応はプリとメインを積んだプリメインアンプですが
操作は最低限の物しかなく
全体の比率もパワーアンプ部分が多くを占め
セレクター付きパワーアンプと言っても良いような一台なのに
こうも見事に多基板構造でハシゴ配線の多い造りは
そもそも無駄が多いように素人には思えてきますが
これだけの内容量を定価28万で実現出来た
かつてのオーディオ業界の凄まじさを
実感出来ると同時にメンテナンス時の交換部品点数の多さに
費用面も含め複雑な気持ちにもなります。
 
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とりあえずは普段使いはサブシステムで週末のみの稼動として
ちびりちびりとメインシステムを使って行こうと思います。

なんせL-A1が片付いてもすぐ後ろにはクリーン電源が控えているのですから…
 
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