自分のオーディオは
iPod+ND-S1、L-D1、X-30を入口に
 
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DA-07経由のデジタル系統と
KT-9700からのFM放送に
 
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KP-9010、AT-33PTG(DL-103LC2)から
E-200経由のアナログ系統の
 
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3種類のソースを楽しめる様にしてありますが
使用頻度はこの取り上げた順番通りで
いわゆるレコードは最近ではほとんど再生することがない
埃を被ってしまっている存在となっています。

とは言え
現有機器の中で一番付き合いが長いのが
このアナログプレーヤーのKP-9010で
故障対策にわざわざ
KP-1100を中古購入して保管し、
更にはカートリッジのAT-33PTGが生産終了した際には
それまで使っていたPTGから交換針扱いで
その店の最後の一個と買い替えたのに
今現在は何ヶ月も再生せず
時たまディスクの片面だけを再生する程度となり
後は電源を入れてターンテーブルを
空で回転させているだけが常となっています。

一時期何故か片側の音が出なくなったり
KP-9010の電源ボタンが反応しなくなったりもしましたが
今は電源ボタンは普通に反応し
前聴いた時には両チャンネルきちんと音は出ていたので
問題無しと勝手に判断しこの部分のメンテナンスは
特に行っていない位の扱いになっています。

多分新しいAT-33PTGに至っては
購入約2年でディスク10枚程度しか
再生していない位なので
あまりにアナログを聴いていない
現状において果してアナログ環境が必要なのか?
と思う事もしばしばあり、
特にデジタル系統がiPod+ND-S1をメインソースとしてからは
もともと面倒臭がりな性格なのもあって、
iPod+ND-S1のリモコン一つで手持ちのCD全てを
好きに選んで再生出来る便利さに慣れてしまってからは
CDプレーヤーにディスクをセットすることすら億劫だったりするのですから
それこそアナログの一連の流れに至っては
余程気分が良くて前向きな状態でなければ
行う気力すら無く更に使用頻度は激減してしまいました。

KP-9010との20年近い付き合いの中で
まともに再生出来る様になったのは数年前からの事で
それまではハウリングや針飛びに散々悩まされ
まともにトレースすらしないレベルの状態が長く続き
その頃のトラウマで在る程度まともに再生出来る
今の状態でも精神衛生上宜しくない緊張した気分で
レコードを聴いているようで聴いていると
だんだん肩が凝ってしまうのも
つい手が伸びない理由の一つだったりします。

以前はハウリングマージンを調べると
ボリューム位置が10時とか11時位でハウリングが発生しだし
それを1時くらいまでハウリングしないようにすると
再生中に部屋を歩く程度の外部振動で
針飛びを起こしたり
ディスクによっては同じ場所で
音が歪んだり針飛びしたりと
まともに再生出来ない事が当たり前で
その対策として針圧を規定の2倍にして使っていたりもしました。

ハウリングと針飛びが怖くてかなりの
小音量再生しか出来ない事が自分の当たり前だったものを
長い試行錯誤の末
ハウリングマージンはだいたい3時過ぎ、
場合によってはフルボリュームでもハウリングが発生しないのに
再生中ラックを思いっ切り叩いたり
部屋でジャンプしても外部振動で針飛びを起こす事はなく
規定針圧で不具合なく再生出来るのに
それでも眉間にシワを寄せて
肩に力が入った状態でついアナログの音を
聴いてしまうのですから
始末が悪いとしか言えません。
 
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自分の中ではアナログの音はマイナス側のバイアスが掛かっていて
素直な評価がしにくい事は確かですが
今年からの自分のオーディオの目標が
音ではなく音楽を聴けるようにする事なので
まずはそういったマイナス側のバイアスを取り除ける様に
したいと思っています。

上手い具合に
少し前にターンテーブルのグリス交換をした後の音は
なんだか以前と思うと少々違う様に感じ
良い音がしている気がするようになってきたので
これを足掛かりに少しずつ聴きながら
肩の力が入る様な事が減る事を祈るばかりです。

とは言え
グリス交換前後で聴き比べも動作状態の違いの
相違も確認していませんから
多分に気のせいという事も有るかもしれません。

それでもグリス交換後は少しターンテーブルの回転が軽くなった感じがして
手でターンテーブルを回す時の感触が以前より
軽い力で回せる様ですし
音も少々静寂感が増した印象を持つようになりました。

アナログは再生音以前にノイズが気になる事が有り
手持ちのカートリッジではAT-33PTGではノイズが気になりやすく
 
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DL-103LC2はさほど気に成らないから
比較的DL-103LC2を装着している事も多いながら
AT-33PTGと思うと音がカマボコ状と言える物で
ナローで良くない意味でアナログ的な音と言え
それが聴いていて楽しいか?と
なるとどうも違う気がして
逃げで使っているだけと言えました。

以前はレコードはかける前に
このブラシでホコリを取るだけで
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特にクリーニングはしませんでしたが
最近はレイカのバランスウォッシャで処理するようになり
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AT-33PTGでもさほどノイズが気にならないディスクも
増えてきたのでDL-103LC2は
今後その出番は少なくなるだろうと思いますが
果して今の状態でDL-103LC2がその性能を出し切っているか?
となればおそらくまだまだ上は有るだろうと思います。

同じ事は不具合を取り除き
とりあえずまともに再生出来るレベルにした所で
何年も放置に近い扱いのアナログ環境全てに言える事ですから
今度は音質向上の為のセッティング変更を
目指す事で自分の中でのアナログに対しての
マイナスのイメージを払拭し、もっと積極的に
アナログを聴きたいと思える状態にする事を目指したいのですが
なかなかその重い腰が上がらずズルズルと
時間が経過しているとも言えます。

心理的にまだまだしばらくはアナログに
本腰を入れるには時間が掛かるでしょうが
それでも聴いていて心地好く緊張しない
リラックス出来る音をどこかで目指し
出来れば音質的方向性でAT-33PTGとDL-103LC2が
同レベルで使い分けれる様な
カートリッジの使いこなしを目指したいと考えはいます。

わざわざ単体フォノイコを買い、
プレーヤーの予備を用意し、
MCカートリッジを2個所有しつつも
全く活躍していないのは
音楽ではなく機械や音にだけに気を取られた
完全に偏ったオーディオ好きの成れの果てを具現化したとしか言えず
これでは駄目だとは自覚出来ただけでも今は良しとして
肩の力を抜いた付き合いがオーディオと出来る様にしたいと
改めて思いました。