エソテリックX-30のアナログ出力はサブシステムに
デジタル出力はメインシステムにと
一台で両方に繋いで使っていました。

これはメインシステムのデジタルトランスポートの首席が
iPod+ND-S1となり2台あるCDプレーヤーの使用頻度が
低下したことによる寂しさからの
有効利用という側面がありましたが
正直X-30にしてみればどちらかにも特化しない歯痒さが残る音になり
結局あまり使われない現状が有りました。

またiPodの一人勝ちは正直詰まらなく思うようになり

きちんとL-D1とX-30をトランスポートとして活躍出来る状態にして
気分により3種類の音を使い分けた方が良いのでは?
と思う部分もあり
再度置き方や接続ケーブルの再考と試聴を繰り返し
結果X-30はサブシステムから分離し再びメインシステムの
トランスポート専用機と言う立場に戻りました。

iPod+ND-S1にL-D1、X-30の音の傾向としては
やっぱりレベル的にはiPodが頭一つ抜けたレベルの高さは有り、
またディスクを入れ替えずとも全ての曲を自由に聴ける
利便性も含め使用頻度は一番高いと言えます。

それに対してL-D1は音が少々スッキリした感じがしますが
それは音が全体的にiPodより後ろから聴こえるからで
エネルギー感ある迫力のオーケストラならiPod、
逆にゆったりとした落ち着いたオーケストラを聴きたければL-D1と言う
選択が出来ると判断しました。

X-30はiPodより音が前に迫り出し荒削りな感じすら有ります。

これは逆にJAZZ等を熱く聴きたい時に選択すれば面白いと言え
やや優等生気味なiPodやL-D1では
難しい注文だったりすると言えるでしょう。

ただ自分が静かにオーケストラを聴きたいと思う時は有っても
なかなか荒削りなロックやJAZZを聴く気分にならないことが
問題だったりしますがそれは心境の変化が来たときの楽しみにしておきます。

願わくばL-D1とX-30がiPodレベルの音が出てくれれば
言う事は無いのですがそれは難しそうとは言え
まだ使えるレベルは確保出来ているので良しとする事とします。