
サブシステムの底上げ第一弾として購入したスピーカースタンドは
実際にスピーカーを載せた状態で軽く揺すると
かなりゆらゆら揺れます。
取説によると
実際にスピーカーを載せた状態で軽く揺すると
かなりゆらゆら揺れます。
取説によると
「本スピーカースタンドは不要な振動を吸収する弾性構造になっています。
10.5kg以上のスピーカーは載せないでください。」
と書かれていました。
またメーカーホームページ等の製品説明では
と書かれていました。
またメーカーホームページ等の製品説明では
「スタンド自身の揺れの共振周波数を可聴帯域以下とし、
インパルス波形の反作用を効果的に吸収する新しい設計理論を採り入れ、
ブックシェルフスピーカーの性能を充分に発揮させるクオリティを追求しました。
床との接点も安定感のある3点支持構造を採用しています。」
と書かれています。
ただ自分の考えでは郵便ポストのような一本足スタンドは
非常に不安定な形状で余計な振動が発生しやすく
スピーカーの四隅と床を直結する形状の
と書かれています。
ただ自分の考えでは郵便ポストのような一本足スタンドは
非常に不安定な形状で余計な振動が発生しやすく
スピーカーの四隅と床を直結する形状の
ガタ付きが無いものが好ましいと思っていて
正直最初は気にもしていませんでした。
正直最初は気にもしていませんでした。
(一本足のスタンドはスピーカーを受ける天板の真ん中だけを下支えする形となり
スピーカーを受ける天板端の部分は何も下支えが無く厳密には
天板中央に対して端が下側に撓む力を受けている形になりその状態で
スピーカーが音を出し自ら振動することは常に下側に撓む力に変化が起き
天板は常に不安定な振動を強いる形になると考えていて
それが嫌で自作スタンドはスピーカーの下支えがそのまま床に繋がる
4本足形状の物にしていたわけです。
但し自作スタンドは余りに重量が軽すぎたようで思った結果は得られませんでした。)
でもオンキヨの製品説明に何故か興味を惹かれた事と
自分が思い描く4本足スタンドが市販ではまず無いこと、
そして自作スタンドが音の足を引っ張っている変な予感めいた感覚から
あえて自分の信念を曲げての購入となりました。
それでも購入後組み立ててみたら自分が思っていた以上にフラフラ揺れるスタンドで
単なる手抜きをさもそれらしい製品説明で売ろうとしている?
と不安にも感じましたが
出てきた音は自作スタンドとは明らかにレベルが違い、とりあえずは一安心と言った所です。
ただし同価格帯のスピーカースタンドとの音の違いまでは分からないので
本当にこのスタンドはメーカーが言う程優れているか迄は分かりませんが
まあ多分に自己満足の世界で個人的には好ましい変化が
有ったのでこれで良しとしたいと思います。
話しは少し変わって一本足スタンドに元来疑問を持っていた自分が
なぜ購入してみようと思う様になってきたのは
友人のB&Wのスタンドが一本足だと言う事もかなり関係があります。
友人のスタンドはB&W製ではなく別のメーカーのスピーカースタンドですが
スピーカーと一緒に購入していました。
最初の頃には正直このスタンドに疑問を
持っていたのですが友人の使いこなしの過程の中でつねに曖昧さもなく
ストレートに変化が音に出る様を体感すると一本足スタンドも
思ったより悪くは無いかも?と再評価できたからこその今回の導入に繋がったわけです。
おそらくその友人宅での経験がなければ一本足スタンドは
購入候補に挙がる事すら無かったでしょうが
気付けばオンキヨのスピーカーにオンキヨのスピーカースタンドと言う
純正コンビが部屋に鎮座する事となりました。
ただ実際にはこのスタンドは自分の使っているD-112ELTDが過去製品となってから後
D-412EXと同時デビューした製品で一番の想定スピーカーは
このD-412EXであろうことは容易に想像が付きます。
またD-412EXの価格が126000円でスタンドの価格が31500円というバランスからも
この読みはまず間違っていないでしょうがそれでも広く間口を開いて
買って貰えるように天板を大小2枚用意してスピーカーサイズに合わせて
使い分けれるようにしてあるのは商売としては上手いと思います。
因みに天板のサイズは
またD-412EXの価格が126000円でスタンドの価格が31500円というバランスからも
この読みはまず間違っていないでしょうがそれでも広く間口を開いて
買って貰えるように天板を大小2枚用意してスピーカーサイズに合わせて
使い分けれるようにしてあるのは商売としては上手いと思います。
因みに天板のサイズは
大きい方が180×250ミリ
小さい方が140×200ミリで
この天板にのる重量10.5kg以下のスピーカーであれば十分他社流用が出来ます。
この天板にのる重量10.5kg以下のスピーカーであれば十分他社流用が出来ます。
D-112ELTDの場合は小さい天板使用しその場合は一回りスピーカーサイズより
小さい面積でスピーカーを支える形となります。
また大きい天板を使うと少々天板がスピーカーより飛び出て見た目のバランスは悪くなります。

因みに一番ペア想定されているD-412EXの重量は10.2kgで
スタンドの許容重量ほぼ上限であり
このスピーカーとのマッチングを一番として本気で弾性構造として設計されているとしたら
重さが約半分のD-112ELTDはその弾性構造を十分発揮させていないことになりますが
それが事実か確かめる為だけに5kgの重りを2個買う気もないので
この部分の実力も謎のままで使う事となりそうです。
さて、先程からこのスタンドは揺れると連呼していますが
いったい何処がそんなに揺れるかと言えば
鉄で造られたベース部分がその犯人となります。

部材のほとんどがMDF材のこのスタンドは厚さ約3㎜のこの鉄板ベースに+頭のボルトでMDFの柱を固定しているのですが
その3㎜厚の鉄板は当然床にベタ置きではなく3点の球状のスパイクによって少し
浮いた形で柱を受けている状態となっています。
少々金属を触った事がある人ならすぐ分かると思いますが
ただ抜いてあるだけで何も曲げ加工をされていない3㎜厚の鉄板は
このサイズあれば結構簡単にしなるものでメーカーが言う弾性構造とは
この鉄板の簡単にしなる様を指しての事だと言うのが容易に想像つきます。
同じサイズでも板厚が倍の6㎜あればスタンドのふらつきはかなり抑えられ
またベースの重さが増すことでスタンドの安定性がまし音質的にも良さそうな気がしますが
当然板厚が倍になればコストもそれだけ跳ね上がり
この価格での販売は難しくなってしまうでしょう。
自分がもしかしたら?と疑問を持ってしまっているのはそう言った理由からのものですが
キチンと計算した上での採用であり
下手に板厚を増すと音質に良くないとメーカーが
判断してこの板厚で商品化したのだろうと
今は思うことにしておきます。
ベースのスパイクにわざわざ樹脂ワッシャーを噛ませたり
柱上面と天板接合面にフエルトを張っていたり
固定ボルトを締め付けトルクが上げれる六角ボルトではなく
+頭の物にしてあまり締め付けトルクが大きくならないようにしてあったりと
かなり意図的に接合強度を落とす工夫をしているところをみても
メーカーはあえて揺れる構造にして音を調整しようと考えたのでしょう。
この様な手法は以前では余り見かけなかった気がするのですが
解析技術の向上による恩恵なのかもしれませんね。