暫くゼンハイザーのHD580と言うヘッドフォンを
友人に貸していましたが
5月の連休中に帰って来たので
久しぶりにヘッドフォンリスニングを
自分のオーディオルームで楽しんでみました。
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折角ならとメインのアンプのL-A1と
サブのR-K1000-Nのヘッドフォン端子の
違いをみるのも一興なので
条件を揃えて聴き比べたので今回はそのことを書くことにします。

簡単にこの2台のヘッドフォン端子の音の違いを言えば
R-K1000-Nの音はストレートに抜けた音で
L-A1は抜け切らない篭った音と言えます。

L-A1とHD580の組み合わせはパッと聴きは音が落ち着いてますが
ジックリ聴くとボーカル等中域の一番聴きたい部分が
本当モッサリとした音になってしまい
全然聴いていて楽しく有りません。

逆にR-K1000-NとHD580の音はキチンと音が抜けて
細かいニュアンスもしっかりと伝わってきて
これならヘッドフォンオーディオも楽しいかも?
と思えるレベルの音を聴かせてくれます。

ただそれでもまだまだ物足りない部分が有るのも事実で
それをかなりの部分で払拭して我が家で一番良い音で
ヘッドフォンリスニングが楽しめる方法が
L-D1のRCA出力を変換アダプターを噛まして
直接ヘッドフォンに繋ぎボリュームをL-D1で調整する方法だったりします。
これが一番音の抜けや質感、雰囲気全てに於いて良いのです。

L-D1直接の音が10とした場合
あくまでも自分の主観で
R-K1000-Nが7
L-A1が6
辺りの評価になります。

たださすがにRCA端子から変換して常時ヘッドフォンに繋ぐのは
精神衛生上宜しくないので
ヘッドフォンを聴く際にはR-K1000-Nのヘッドフォン端子
を使うのがデフォルトとなる予定ですが
ヘッドフォンオーディオとしては些か面白味に欠け
結局ほとんど使われない可能性が高そうです。

正直R-K1000-Nはヘッドフォン用に専用DACとアンプを搭載して
音にさも拘っているかの用に書かれていて
自分はヘッドフォンアンプ用としても期待していましたが
確かにDACとアンプは専用で用意されていても
アンプがオペアンプ一個では幾ら何でも寂し過ぎます。
因みにDACはWM8776S、オペアンプはJRC4565Dと
刻印されています。

あとこれは蛇足で、
R-K1000-Nには結構な数のオペアンプが使われていますが
全て同じ4565Dが使われています。
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それでもかつてのKENWOODフラッグシップ機である
L-A1のヘッドフォン端子の音よりマシなのは
立派なのかもしれません。
もっともL-A1のヘッドフォンアンプも
オペアンプ一個で終らせていて
この2台はことヘッドフォンアンプに関しては五十歩百歩のレベル
というのが正直なところなのでしょう。
 
過去に一度L-A1のヘッドフォンアンプ部を確認したことが
有りましたが写真を撮り忘れて正直記憶のなかしか記録がありません。
確か4580DDと刻印してあったような気が・・・
いまさらその確認の為だけにL-A1をばらす気力は無いので
正しい答えは謎です。