前回紹介したサブシステムのスピーカースタンドは非常に細長く
見た目不安定な感じがします。
元々床面側は
点接触を狙って丸釘を打ち付けていましたが
逆転の発想でベタ起きにしてみました。

ただベタ起きでは芸がないのでかなり無茶な小細工もついでに
オマケでしたので多少の地震ではこのスタンドはおそらく倒れる事は無いと思います。

まず最初に自分がオーディオルームにしている部屋は
フローリングに安いカーペット敷きですが
実はフローリングの上に一面コンパネを敷き詰めた上に
カーペットを敷いています。
このコンパネ自体も要所要所で床のフローリングと
木ネジで締め付けられたなんちゃって床補強をされていて
正直床に何をしても構わないという
かなり特殊条件をこの部屋は持っているので
今回はこの点を大いに有効利用しました。

では実際に何をしたかと言えば
単純に釘の頭をペンチで切り取り
斜めにカットして
両側が刺さる釘を造り
スタンドに半分その釘を打ち込んでから
スタンドを立てて飛び出た釘の分を
そのまま床のコンパネに突き刺しただけです。

つまり釘で床とスタンドを固定して一体化させると言う
まさに荒業でしかない事をしてみたわけですが
これが思った以上に宜しい結果を産んでくれました。

この細長いスタンドが揺すっても全く揺れない状態で立っている
のはなかなかお目に掛かれる物ではないですが
流石に床に固定してしまえば揺れる事は有りません。
逆に言えばスピーカーの振動に対して非常に揺れにくい
スタンドになったと言え
結果今まで低音過多と評価してきた
D-112ELTDの低音がスッキリして
低音から高音までバランスよく聴ける様になったのです。
パッと考えると床とスタンドが固定されたら
床に振動が伝わりボコボコした低音になりそうに
感じるかもしれませんが
実際D-112ELTDが出す低音はバスレフポートからの
増幅された低音であり高々10cmウーファーが揺れる
程度の振動であれば十分床が振動を吸収して
ベタ起きの一切のネガティブな部分は表に出る事は無いようです。