直接の聴き比べ、仕様の違いを確認したわけではないですが
結果としてD-112EとD-112ELTDを同一環境で
聴き比べる事ができました。
簡単に言ってしまえば
どちらも頑張っているスピーカーであるのは確かだと思いますし
LTDのサブネームは伊達ではないと感じました。

試聴環境はアンプがあまりに宜しくない状態だったので
せっかくの性能もかなり出し惜しみしていましたが
まず自分が感じたのはネットでちょくちょく見掛ける
高音が出気味なサウンドバランスと言うのは
自分の感覚ではそうは思わなく
パソコン等に繋ぐ事を想定した
アクティブスピーカーよりは自然なバランスで鳴ってくれます。

この2台の違いとしては
D-112Eは低音の力感に乏しく
低音の鳴らし分けは出来ているものの
迫力は出にくいと感じるのに対し、
LTDは多少低音のスピード感は落ちますが
変わりにもう少し、らしい低音を聴かせてくれると言うのが
一番の違いとして上げられると思います。

スピーカーからの音離れの感じはLTDの方が頭一つ抜き出た感じで
D-112Eに対してLTDの方が一段スピーカーより後ろにステージが
浮かび上がるような音に感じます。

またD-112Eでも少し音が暗いと感じましたがLTDの方が
低音が出ているように感じる分更に暗く感じますが
ここらはこれから聴いていくうちに印象が変わる部分かも知れません。

小さいエンクロージャーに小さいバスレフポートを採用した
D-112Eは反応の速さに主眼を置いた音造りなのに対して
一回り大きいエンクロージャーとバスレフポートを採用したLTDは
響きの美しさを狙った感じが有りますが
エンクロージャー自体は非常にしっかりしていて
エンクロージャーそのものは響かせないと言う
考えはB&Wの考え方に近いと自分は感じました。

見た目は流石にLTDの方が上質で
イメージ 1
イメージ 2

その上偶然にもエンクロージャーにワトコワックスを塗っている
自分の4312の表面の色彩が似ていて
並べて置くと非常にバランスが良く感じます。
イメージ 3

さてこれからのパートナーとしてLTDを選んだわけですが
手なずけれるのはいつの事でしょう?
先はまだまだ長いです。