
1月15日、つまり昨日ipod classicを購入しました。
先週末一日掛りで手持ちのclassicのCDを全てパソコンに取り込み
昨日ipodを朝一で購入してから
手持ちのJAZZも全てパソコンに取り込みました。
拡張子はすべてAIFFで全く圧縮されていない状態で
全部で1517曲、84.5Gのデーター量になりました。
全て取り込んだ後HDDの状態を見たら真っ赤かだったので
HDDをデフラグしデーター断片が無い状態にしてから全て
ipodに取り込み、念のためipodも取り込み後デフラグをしました。
これでデーターは全て綺麗に揃っているはずです。
ただ同じipodでもclassic以外のシリコンメモリーで記憶させている
物に対してはここまで神経質になる必要は無いのでしょうが
HDDで記録しているclassicだともしかしたら差が有るかもと思い
一手間かけてみました。
ND-S1に載せて聴いた一発目は音が薄っぺらい感じがしたので
一旦音楽掛けっぱなしで20時間程度放置してから
CDPとの比較試聴をすることに。
試聴ソフトは

とりあえずこの5枚にしました。
classicはKENWOOD L-D1で再生し
JAZZと女性ボーカルはESOTERIC X-30が担当で
DACはLUXMAN DA-07が受け持ち
L-D1、X-30はコアキシャルデジタルケーブルで接続されています。
詳しいことはこちらの記事に書いてあるので宜しければご覧ください。
対するipodは
オンキヨのND-S1で光信号に変換され
同じくLUXMAN DA-07のオプチカル入力に接続されています。
こちらの構成はこちらにもう少し詳しく書いています。
まず最初に書いておくべき事として
ND-S1はipodのデーターを出力する際
CDデータそのまま取り込まれ、本来であればサンプリング周波数44.1kHzで記録される
WAVとAIFFでもそれ以外のMP3やAAC等も全てサンプリング周波数が48.0kHzで出力されます。
これにより一部DACでは正常動作しない可能性もあるのですが
オンキヨはこの方が高音質で送り出せるからとこの部分の変更が出来ない
固定設定としています。

さて
以前の重複になりますが
L-D1の再生音は
余韻が多く、また音の厚み、エネルギー感もあり
全体の音が混ざり合ってハーモニーを奏でるクラッシックを聴くのに心地く感じ
今回の2枚のディスクでもその感じが独特な雰囲気を作りだしています。
対してX-30は
余韻が少ない代わりに音がスッキリしていて個々の楽器の音が
主張し合い、多少音のエネルギー感は足りませんがL-D1より
ピントの合った感じの音でそれがX-30でJAZZやボーカルを聴く理由だったりします。
ではipod+ND-S1の音はどうかと言えば
LーD1の対極にある音でX-30の延長線上にある音です。
パッと聴き非常に聴きやすく
感覚としてはある程度の機器から安い機器に変えた時に
細かい情報が無くなって音が間引かれ聴きやすいと感じるのに似た印象で
最初は本当に情報量が減っていると思っていましたが
聴き込んでいくと細かい音までかなりしっかり再生されていて
細かい音が間引かれたのではなく
余分な飾りがなくピントが合った音だと分かりました。
オーディオ機器はある程度の機器までは価格なりの音質の差が有りますが
ある程度以上になると音質のレベルと言うより
個性が強くなり好みで判断する傾向が出てきますが
ipod+ND-S1の音は自分の中では
飾り気はなく味気ないけど音は滲む事無くノイズ感のない
クリヤーさが信条という評価になります。
入力機器で音の個性を出したい場合には向かないでしょうが
入力は個性無く正確な信号を送ってくれさえすれば
それ以降の機器で自分好みに仕上げるつもりであれば一つの選択肢だと言えると思います。
classicはある程度音が混ざり合い塊となって広がる感じが
向いていると思いL-D1で好んで聴いていましたが
ピントの合った曖昧さの無い音で聴くオーケストラも捨てがたいものがある事を今回認識しました。
但し今回の評価はあくまでも幸せの黒い猫(本)のオーディオ機器で
自分が感じた事であり、当然ひとによって評価は変化するものなので
話半分ぐらいで取っていただきたいと思います。
またJBL4312にプリメインと言う然程ワイドレンジではない構成での評価なので
ハイエンド機器がもつワイドレンジ再生では何かしらの粗が判明する可能性もあると思います。
とりあえずファーストインプレッションでありこれから長く付き合う中で
冷静に聴けるようになったとき再び評価が変わる可能性もあるので
その時はまた記事にしようと思っています。