そもそもの始まりでアップした写真のステレオが自分のオーディオ人生のスタートでした。

この製品はレコードとAM/FMチューナーがセットになっていて
更にTAPE入出力端子にAUX端子
スピーカーはフロントは写真の通りの3WAYにリヤ用に16センチフルレンジスピーカーが2個
付属していた結構遊べる物でした。
イメージ 1

これはその操作部分のアップですが正直もうどれが何だったのかの記憶が殆んど有りません。
ただ面白かったのがスピーカーの前後左右のバランスは摘みではなく
一番左のスティックの位置でコントロールする事で
これは視覚的にも操作的にもかなり気に入っていました。
因みにこの写真の状態だとレバーが真ん中で下がっているのでリヤスピーカーの左右だけで
音が出る状態になりました。

電源を入れていないとこの様にガラスの部分は濃い青一色でしたが、
電源を入れるとラジオの目盛りと針、シグナルメーターがランプで浮かび上がり
それが凄くカッコいい感じがして自分は好きでした。

最初の頃は左右のスピーカーの間にこの本体部分を置くかなり一般的な使い方をしていましたが、
そのうちに座っている場所からいちいちステレオまで歩いていくのが面倒くさくなり
スピーカーはそのままで本体だけを普段自分が居る場所の側に持って来て本体とスピーカが
かなり離れた位置関係で使うようになりました。

この時スピーカーケーブルがスピーカーから出ているだけの長さでは足りずに自分で電線を追加して
長さを延長させたのが自分の小細工人生のスタートで、その後もこのステレオは色々と小細工を
した挙句完全に分解されてその役目を終えました。

やった小細工としてはスピーカー内の配線をソニーのOFC材のスピーカーケーブルに交換したり
(本体からスピーカーまでの延長も同じケーブルでやりました。作業自体は自分が中学の時に
やったので今から20年以上前の事ですがこのソニー製のスピーカーケーブルは今でも現行製品で
街の電気屋に普通に売っています。5mが2本セットで1000円位で売れれています。)
そのついでにスピーカーから直接出ていたスピーカーケーブルをボルトナットで簡単な
スピーカー端子造って交換が可能にしたり、
スピーカーのプラスチックで出来た足を外してコンクリートブロックの上に置いてみたり
底面バスレフを塞いだり、加工したり、
果てはウーファーのエッジにバスコーキングを塗ってやたら硬いエッジにしてみたりもしました。
それでもそもそも本体のアンプが音が悪すぎて今から思えば聴けたものではない音だったはずです。

高校も卒業が目の前に迫って来た有る時父親がアンプを買い換える事になって
それまで使っていたプリメインアンプを譲って貰う事になりその時点で本体のアンプ部は使わなくなり
チューナとレコードプレーヤーとして本体が使われる事になって行きました。