今一番欲しいもの

働いて収入が得られる環境。

出来れば自分の才能が発揮できるところで。

自分も含めてそう言う人は多いのではないだろうか?

去年秋に起きたリーマンショック以降職を失った人、
それ以前から仕事のストレスで働けなくなって職を失った人
そんな人が沢山いる。
今は特に非常事態で仕事を選べれる状態ではなく、雇ってくれるならどこでも行く!
そんな状態になっているけれどそれっておかしくないのかな?

前もファン限定にした記事の中でも書いたけれども、
人って本当に様々な価値観を持ってそれぞれ個性豊かな一個人なんだよね。
それが収入の為に自分の個性を殺して働いている人って沢山居る気がする。
自分もかつて合わない仕事をしてそして失敗してしまった。

比較的求人倍率の良い時期に就職した人達でも結局自分に合わずに
会社を辞めたり、病気になったり、もっと行くと自分が環境に合わない事に
対するストレスのはけ口に放火等の犯罪をする人、自ら命を絶つ人が沢山居るのに、
これだけ仕事が無い状態でとにかく働けるからと、自分に合わない仕事に無理して就く人が
増えたら結果としては会社もその人も損をして終わっちゃわないだろうか?

会社はどこを見て人の採用、不採用を決めているかわからないけれど
本当に応募してきた人がその会社、仕事に合っていると確信して採用はしていないと思う。
ある程度の社会常識とそこそこの知識が有って、学歴高くて転職回数少ない人が最優先で、
そこから順番に妥協していく。職場や仕事に合う合わないより、合う様に努力してください。
それが本心なんだと思う。だったら自分が壊れないようにするには自分にその会社が合っているか
しっかり応募する側が見極めないとダメなんだと思う。

でも応募した人も本当にその会社が自分に合っているかなんて、たった1回面接に行った位では
判断つかないのが現実だし自分も本当にそれで沢山の失敗もしています。
もし失敗していなかったら履歴書に書ききれない程の会社で働く必要は無かったのですから。

そんな事を考えた時に
じゃあそもそも仕事って何だろう?て考えたりもする。
会社を経営する人、経営者の片腕で管理をする人、サラリーマン、契約社員、自営業、お医者さん、
警察や消防も含めた公務員。沢山の仕事が世の中に有るのに、なぜおいそれと出来ない仕事が沢山
有るのだろう?
働く為に免許が必要な仕事や、有った方がいい仕事が沢山有るけれどこの中で本当に免許を持って
いなければ出来ない仕事って一体いくつ有るのだろ?
冷静に見ていると別にわざわざ難しい試験をパスして免許を取らないと絶対ダメって仕事なんて
世の中の免許の量からするととても少ない気がするし、そもそも免許を取る為の資格に学歴や
年齢制限が有るのもおかしな気がする。
若い時にには思いもしなかった仕事に大人になってから自分の適正を感じてもやれ資格だ、免許だ
って折角その仕事に向いた人が居たとしても門前払いにされてしまう。
最近はそこに目を付けて通信講座や専門学校で改めて資格取りませんか?なんて学校や企業が売り込み
しているけれど、正直資格は取っても今度は実務経験の部分で結局若い時に資格を取って仕事として
実績が無ければ、実務経験無しで採用に結びつかないなんて話も沢山きいたりするし、
結局「職業選択の自由」って何なんだろう?って思う。

「無免許で逮捕されました。」
良くニュースで流れてくるけれども、問題は無資格なんじゃなくて、知識が無くて周りに損害を出す
事なんではないのかな?と自分は思ってしまう。
実際に正規の手順で免許取得してもしっかり免許に恥じない仕事をしている人だけかと言えば
そんな事は無くて下手な無免許の人より酷い事をする人だってこの世には沢山居る。
場合によっては免許取得者より無免許者の方が知識が豊富で間違いの無い仕事を出来る人もいるのに
幾ら腕が良くても無免許だからって逮捕されたりもする。

「それが法律だから仕方ない」
確かにそうです。憲法と法律で規則立てられた国家なのだから法律に従うのは国民の義務だけれど、
それでもその事に理不尽さを感じてしまうのも事実です。

そして話は変わりますが
最近この不景気の中自分に対して農業でも始めたら?今は狙い目でしょう?
と言ってくる人が結構います。そして自分もかつてこのブログ内の快適な日曜日 そしてこの不景気に思うこと
でその事を書いたりもしました。
自分に農業を薦めてくる人たちは今ニュースで農業に興味を持った人が増えていると報道されている
のを見て自分に言ってきますが正直、今の流れを見ていると農業が本当に生き残っていけない気が
します。農業がビジネスチャンスとか先が明るいと報道されていますが果たしてそうでしょうか?

もし本当に農業がビックビジネスであり先の明るい業界であればそもそもここまで日本の農業は
衰退する事は無かったはずです。でも実際には衰退の一途を歩んでいて、今たまたま脚光を浴びている
だけに過ぎません。なぜ農村は若い人が離れ農業の担い手が減り過疎に苦しむ事になったのでしょうか?
その根本原因を農業に興味を持って説明を聞きに来ている人達に説明している地方自治体や各種農業
関係者は改善しているのでしょうか?自分には到底そうには思えません。

安い外国産の野菜の安全性に疑問符が付き、海外からの異常に高い輸送コストとの兼ね合いで
たまたま輸送コストの低くて比較的安全そうな地元の野菜が注目を浴びていて価格面でもどうにか
張り合っている。それが現実ではないでしょうか?
もし海外産の野菜の安全性が再び認められ、その上海外からの輸送コストを含めても国産の農作物より
安くなったとして国産の農産物はそれでも市場でシェアを確保できるでしょうか?
最近は原油の値段も落ち着き以前ほど輸送コストは掛からなくなってきています。
幾ら食料自給率を上げようと政府がキャンペーンを繰り広げても実際に国産の農作物に魅力が無ければ
結局外国産の農作物にシェアを取られてしまいます。

日本の農作物が安全なんてものは単なる迷信です。結局作業の効率化の為に日本でも農薬は大量に
使用しています。ただしその残留量が食品安全基準値に収まっていると言うだけです。
もし本当に農薬に頼らない農業にしようと思ったらそれこそ日本人の一番多い職業第1位が農業と
なるくらいの人手が必要でしょう。つまりそれくらい農業は手間がかかるのです。でも毎日食べる
ものなのだから安定して供給できるシステムを構築する上で作った農作物の価格を農家自身が決める
訳ではなく、流通する人が決めてしまう現在の流通形態のままでは絶対に全ての農家が満足な収入を
得ることは不可能です。
つまり手間がかかり丹精込めて休み無く働いてもその農作物を売ったお金では農家は満足に生活ができない。
つまり再び農業を辞め他の仕事に付く人が増えてしまう可能性が高いのです。
そしてそのような事態を回避しようとすれば農薬に頼った農業を結局は続けるしかありません。
そしてそれは今の人で不足の農業の形そのままで何も変わっていないと言う事になります。

そのような農家が増えたとして将来景気が良くなった時に再び農業を見捨てる人はどれくらいの
ものになるでしょうか?安易に儲かりそうと考えて説明を聞きにいき農家となってもしダメに
なったらどうなるでしょうか?
自分は今この時期に農業に関心が高まっている事はとてもいいことだと思っています。
でも今のままの体質では絶対に失敗する気がします。
自分は正直農業にもっと企業が参入するべきだと思います。
つまり全国チェーンのスーパーやデパートが地方の休耕地を借り上げそこで農作物を作る人を
従業員として雇用する。農作物を企業管理で栽培し働く人も従業員としての立場と権利を有して
サラリーマンとして農業をする。

そして農協も形を変えてしっかりと付き合いのある農家さんを従業員として雇用して農作物を
つくっていく。
大手の企業系の畑で作られたものは自社の小売店で売っていき、
農協系の畑で作られたものは個人経営の八百屋や飲食店を主なお客さんとする。
あくまでも自分個人の案でしかありませんがでも、これくらいの事をしなければ
ピンチをチャンスには変えれないのでは?と思います。
だから農業転身は大変興味は有るけれど多分自分が転身する事は無いでしょう。

それよりこんな跳ね返りの人間を雇っても良いよって言ってくれる奇特な企業は
いないでしょうか?
いい加減仕事で仮面被るには疲れました。

そんな会社有りましたらコメントください待ってます。
(半分本気の半分冗談です。)