
今までこのブログでパソコンについては、
パソコンの大まかな中身とそれぞれの役割と構成部品の説明をしてきました。
内容はかなり大雑把で具体性に欠けていますがこれは正直このブログにしろ
その他の自作パソコンを題材にしたサイトにしろ読むだけではパソコンは組めないと
自分は思っているからです。
当然自分も読んだだけで組めるようになった訳ではありません。
では実際に組むにはどうしたら良いか?これはある意味一番簡単で一番難しいですが
自作パソコンを使っている人と知り合いになり直接教えて貰う必要が有ると思います。
最近はとかくネットが発達し掲示板やブログで相談すれば答えが出てきます。
でも実際に某掲示板を見ているとネットの情報だけで何かをはじめて障害にぶち当たってしまった時に
どうしようも無いほどにはまり込んでしまっている事例を良く見かけます。またそのような方は
ネットで聞けば全て解決できると本気で思っているらしく周りの迷惑もかえりみず質問ばかりしています。
でも実際には文章だけで全てを説明する事は不可能です。例え写真を取り混ぜたとしてもそれは
一緒だと思います。ではなんでこんな事ダラダラ書いているかと言えば単に誰かの新しい可能性の
きっかけになって欲しいと思っているからです。
それが別にパソコンである必要は有りません。写真でもクルマでもスキー、スノボ何だっていいのです。
とにかくネットであれ本であれ何かのメディアで何かに興味を持つ人が一人でも多く現れる事が
大事で、そしてそれを一人のものではなくそれをきっかけに人の輪が広がって欲しいと思っています。
とかく人と人との繋がりが希薄になってきた時代です。せめて趣味の事に関しての人の輪は暖かい
ものになってほしいと思っています。
のっけから脱線しましたがどこかで「趣味の話」を始めたきっかけを書く必要があると思ったので
今回書いてみました。またの機会にでも「鏡の向こう側」でもう少し掘り下げて書く予定です。
では話を戻して
パソコンを組む時の注意点ですが、これはあくまでも組む時です。
当然それ以前に自分の使用目的に合った内容の構成を予算内で決めておく必要が有ります。
さてそこまでの事柄をクリヤーしてあなたの目の前には吟味して揃えたパソコンのパーツが有るとします。
そして偶然にも全く同じパーツでパソコンを組もうとしている別の人が居るとします。
結果として全く同じパーツで組んだとしてもこの2台のパソコンは全く同じになる可能性は非常に低いです。
何故か?
それは人によって重きを置くポイントや感性が違うからです。
そしてそれは初めてパソコンを組む人と何台もパソコンを組んできた人とでは明らかな差が出るはずです。
ではそれをふまえて、
一般的にパソコンを組む際に気を付ける事柄の最重要ポイントは何かと言えば
「エアーフロー」です。
これは読んで字の如く空気の流れです。
パソコンの部品は非常に高温に成る事は前お話しましたので覚えている方もいるかもしれませんが
とにかくこの発生した熱を如何に効率よく排出させるのか?これは直接パソコンの寿命にも関わる
問題で重要です。
如何に涼しい空気をパソコンに取り入れ、暖かくなった空気を抜くのか?ケース内で空気がどのように
流れているかを想像して理に適った処理をする必要が有ります。
理想は吸気量に対して内部で空気が暖まって膨張した分を加味してやや多めに排気した方が良いとは
言われてますが、これも絶対ではなく明らかに吸気量が多く排気量が少ないエアーフローを好んだり
逆に排気量に対して明らかに吸気量が少ないエアーフローを好むパターンも有ります。
自分はどちらかといえば排気過多で吸気量の少ない構成を好んでいます。
そして冷却との兼ね合いで難しいのが
「騒音」です。
冷却ファンを風量の多きい物にすれば必然的にパソコン内部は冷えます。でもそうすると場合によっては
部屋に置く気になれないほどの五月蝿さのパソコンになりかねません。
冷却性と静音性はある意味トレードオフです。如何においしいバランスを見つけるのか?
非常に大事です。
更に付け加えるならメンテナンス性の考慮や見せる配慮なんかもあったりします。
全てのケーブルを綺麗に束ねて配線するのはエアーフロー的に見ても理に適っていますが、
もし将来何かのトラブルが起きた時に余りにしっかりさせすぎていると故障したパーツの
交換時に余計な手間がかかる可能性もあり、綺麗にまとめながらもパーツの脱着が容易とする
考慮もかかせません。
更に言えば今ではパソコン内部を一つのインテリアと位置付けて、あえて中の見えるケースに
収める人もいます。こうなるとパソコンの中を如何に綺麗にカッコよくするかが勝負です。
ついでに言えば自作パソコンを楽しむ人の中には
冷却マニアや静音マニアに分類される人たちもいます。彼らは
1度でも内部部品の温度を下げる事や、少しでも作動音が静かなパソコンを造ることに拘っています。
本来ならば通信情報端末であるパソコンにそこまでの趣味性を見出してとことん楽しむ,それはまた
凄く楽しいものです。そして自分はどちらかと言えば静音マニアに分類される自作パソコン好きです。
今回買ったケースが予想以上に自分の希望に沿わずにかなり五月蝿いパソコンになっているのは
最大の失敗ですがこれからも少しずつモディファイしていく予定です。
ケースが失敗だからといってケース買い直していたらそんなのは趣味としても余り楽しくないから
今現在自分のケースは二度と元には戻らない状態にまで改造されています。自作バンザイ