ずいぶんと遅れてしまったが,ライブのレポートを書こうと思う。
約1年ぶりのライブ。ライブバーでやるという史上初の試みの中,
「どんなライブになるのだろうか」というドキドキと,
「どんな場所であってもなんぼのもんじゃい!」というオラオラがないまぜになった感情を抱いてライブ会場入った。
場所は栄の繫華街の外れ。ホストの看板が立ち並ぶところの近くで,いつしか訪れた新宿の様なアンダーグラウンド感を思い出し,俄然テンションは上がっていた。ライブハウスの斜向かいには長浜ラーメン屋。締めはここだとロックオンしておく。
そんなテンションを引きずったまま,リハに入る。狭い。
今まで割と広めのところでやらせてもらっていたので,距離感に戸惑う。しかし,とにかく中音はやりやすい。PAの方もドーンと構えてくださっていてとても安心感がある。新曲や素数をサクっとやって終了。今回はスラップ曲とピック曲で音を変えている。スラップ曲ではサンズとマルチコンプのみ。ピックではそこに愛機,GE-7をかませる。ピックのときにはあの独特の中高域でバキッと鳴らすのが正義だと思っている。
リハもつつがなく終わる。演者が多いので急ぎ足でのバンド紹介を終えた後,一歩早いごはんタイム。オールフリーがドリンクチケットで買えるのはドライバーにとってはこの上ない僥倖である。
トップバッターのにーみょんさんをまったりと聞きながらピザを食べる。やはりポップスは良い。自分が演者ではなくリスナーになる瞬間だ。
2番手のLock of luckさんは学生さんなのだが,とにかく達者だった。学生時代,自分は少なくともこんなに舞台慣れしていなかった。そんなことを思うようになったらやはりオッサンである。髭ダン,カッコイイ。
3番手トゥクトゥクさん。CCBスタイルのギタボの方が出てきたが,選曲がとても良かった。「世界が終わるまでは」とoasisの「don‘t look back~」を聴かされては,最早大団円である。なぜ我々がトリなのか改めて疑問に思う。
4番手JUSTICEさん。ハードロック・メタルというのはなぜここまで我々の心を熱くするのか。ドラムの子が14歳というのはとても驚きだ。楽器を笑顔で演奏できるというのは,技術と並ぶくらいに大切な要素なのではないかと考える。そして,ベースの方がプレベで漢気満載でプレイしていたのを観て,我々がトリであることを更に疑う。
本来ならもう1バンドほど観てから準備に入るのだが,明らかにグッドミュージックを聴いてしまったため,気持ちを作るために早めに楽屋へ。楽屋はライブハウスとは別の階にあるので,会場につながるスペースであの服装のままストレッチをやり込んでいる自分はとても異様に見えただろう。
そして迎えた我々の出番。動線の関係でSEは無し。はけずに一気に自分たちの空気にもっていけるか。
「明日死んでも悔いのないような演奏をします。Triodeguess始めます。」
1曲目,新曲の「そして兄になる」は不協和音をテーマにもってきたものだ。展開しっぱなしの曲構成にサビでのダウナーなスラッププレイ。粗はあるがよくできたと思う。
そこから先はよく覚えていない。ただ,「これは拍手をするべきなのか…?」という疑念を察知した瞬間に2曲目へと移った判断は良かったと思う。
そこからの河童→素数。河童はより重くやれた。良いアクトだったと思う。
カバディではいつものように外へ飛び出せなかった分をステージ上で発散した。
そしてまさかのアンコール。学級崩壊。練習をしておいたのだが,慌ててしまって途中までアンプのボリュームが0だったため,LINEだけ上げてもらうというハプニング。しかし,なんとかなった。
情勢が落ち着いているため,久しぶりに観に来てくれる人が多くいた。
来てくれるだけでも感謝なのに,「10年近くもやっているお前らは羨ましいを通り越して偉いよ!」と声を掛けてくださった。
JUSTICEのベースの方からは「魂を感じるライブでした」とお話をいただいた。感謝。
自分たちはやりたいことをやりたいだけやっているに過ぎないため,そんなことは思わない。しかし,周りの人間になんらか感じるものがあるのならばそれは幸いだ。
しかし,そこに寄り添うつもりは今のところ,ない。
我々は我々の道を行くだけである。
MCでも話したが,今後のライブの予定は,ない。
1月は諸々忙しくなるため,2月3月でどこか出演出来たらと思っている。
そして,打ち上げの長浜ラーメンは,私たちを包み込んでくれる味だった。