人はいつまで成長することが可能なのか。

 

 つい先日「もう大人だから成長できない」とぼやく人を耳にした。

 

 楽器の技術も30を越えると上達は難しい,とも聞く。

 

 確かに,30というのは日本においては大きな壁の一つだと思う。

 

 社会的にも,体力的にも。

 

 確かに,技術の上達は難しいかもしれないが,10代の頃のようにただ何となく練習するのではなくて,ある程度過去の経験に基づいて「これをこうすれば上手くなる」ということがイメージがつくのは30代になってからではないかと思う。

 

 今年に入って自分はスラップの練習をしている。ただ闇雲に練習するのではなく,筋トレのように同じルーティーンを繰り返すことが自分にとっては有益だということを感じている。勿論,練習の方法は人それぞれだ。

 

 また,父親になってから,バンドでの自分の立ち振る舞いが変わった(ように自分は感じている。)

 とにかく,時間が無い。家族を置き去りにして,スタジオに行っているわけだから,決められた二時間を最大限に生かして曲作りなり練習なりをするようにしている。今までメンバーに対しては「ここは割と自由な感じで」とか「あまり考えていなくて」ということが多かったが,「ここのイメージはこんな感じで」というのを抽象的ではあるがメンバーに話すようになった。そして,曲の練習というよりも,ひたすら話して曲を練り上げていくようになった。

 

 今までとは違う形でバンドは転がり始めている。どれだけライブができるかはわからないが,一本一本のライブができることに感謝しながら,世の中に牙を剥き続けるフロントマンであろうと思う。