アポロベイスが閉店する。

 

 トーラスも閉店する。

 

 名古屋在住ではない自分は周りのバンドマンの方々と比べるとライブハウスに足を運ぶ回数は少ないと思う。

 しかし,自分が観に行ったり演奏したりした場所が無くなるのは物悲しい。

 自分が贔屓にしているラーメン屋が閉店するのも悲しいがそれとはまた別種の悲しさがある。

 ライブハウスでお腹は膨れない。何ならモッシュでもみくちゃになって翌日の仕事に支障を来すギリギリになることだって珍しくない。

 しかし,そこで過ごした数時間は自分に何かを与えてくれる。

 月並みだが,それが音楽の力だと思う。

 アポロベイスは自分がまだ学生だったか,社会人1年目だかにDrDownerを観に行ったのを覚えている。

 猪股さんが物販にいて,緊張しながら声を掛けて,CDとワークキャップを買った。そのキャップはまだライブで被っている。

 lostageも観た。目の前にある王将で五味さんに出会ってサインを貰った。

 あの外界から隔離されたような空間には,その場で何かを得て,そして社会に持っていくには重すぎる何かがあるように思う。