憧れのクラブロックンロールでライブをした。

 自分がバンドを組むにあたって,「ロックンロールでライブをする」というのが一つの目標だった。

 諸々の事情で日程の変動があったが,何とかできて良かった。

 

 外観を見たとき,20代前半にJONNYや明日、照らすを観るためにドキドキしながらあの入り口の前に立った瞬間を思い出した。

 僕たちの出演のフライヤーはワッペリンワンマンの右隣。背筋の伸びる思いだった。

 一緒に来ていたドラムの19と一緒に記念写真を撮って撮って撮りまくる。ライブというよりも最早観光である。ライブハウス自体がご無沙汰だったので,とにかくテンションは上がるばかりだった。

 

 中に入ると,ドラム缶が3つソーシャルを保つためにステージ最前に鎮座していた。いつもならばこのドラム缶をどう転がしてやろうかと想像にふけるのだが,このご時世なので断念。いつか必ずと心に強い誓いを立てる。

 

 この日は3バンドだったのが2バンドに。対バン相手は「63g」というバンド。Twitterで拝見したが,爽やかな学生さんのバンドだ。

 数年後,僕たちのように泥をすするようなバンドならないことを願っている。

 

 63gのリハが始まる。イケメンだ。曲も出で立ちもイケメンだ。

 ベースの子が背が高く,コーラスマイクが高くなっており,理不尽を覚える。

 

 自分たちのリハが始まる。思っていたよりもステージは狭く,滑る。床の塗装のはげや凹みは歴戦のステージングを物語っている。

 自分が憧れる野村さんや舟橋さんもここで戦ったのだろう。

 リハは自分が緊張のためかハシる。二人よりも緊張している。しかし,PAさん,とても聞きやすくしていただき感謝。

 

 開演前,このご時世でも来てくれた友人と談笑。緊張がややほぐれる。

 

 いよいよ開演。何度聴いてもグレープフルーツちょうだいはSEとして僕たちをぶち上げてくれる。

 11か月ぶりのステージング,不安もあったが,無事やり抜いた。こもっていた期間,相応にバンドで合わせてきたのが大きかったのだろう。

 初めて観た人にとっては,どう映っただろうか。少なくとも,我々はとても楽しかった。至福のときだった。

 

 63gさんもとてもかっこ良かった。爆音と疾走感と爽やかさを兼ね備えていた。また必ずどこかで会えると信じている。

 

 その後の杏花村。ロックンロールライフを満喫。

 

 その後はバンド会議。今後の方向性についてギターのマスダから情熱的な提案があり,腹を決める。

 

 次がいつになるのかわからないが,もっとワクワクしていく所存である。