人間は、
考えてから動いている。
そう思っている。
でも実際には、
頭が状況を理解するより先に、
身体が動いていることがある。
熱いものに触れれば、
「手を離そう」と考える前に手を引く。
突然何かが飛んでくれば、
右か左かを相談する前に身体をよける。
大きな音がすれば、
何の音か分かる前に身体が縮む。
身体は、
説明が完成するまで待ってくれない。
まず反応する。
考えるのは、そのあと。
生まれながらに備わった反射もある。
経験によって覚えた反応もある。
仕組みは同じではない。
ただ、どちらにも共通するのは、
意識だけが、
人間を動かしているわけではないということ。
だから身体反応を調べるとき、
「何を考えたか」だけでは足りない。
その直前。
呼吸はどうなったか。
身体のどこが固まったか。
何から目をそらしたか。
どちらへ身体が動いたか。
本人が理由を説明するより先に、
身体はもう反応している。
研究対象:身体反応。
身体は、
考えるより先に動く。
JIBUN SCIENCE LAB.
