わらこ精霊 夏だより2《合宿編》春霞つぐみ(釧路)

2025年8月12日(火)
── 言葉にならないやさしさ ──


🎀オープニング曲:制服スパイラル
(自分の色は、自分だけが知っている)




---合宿編12日目


午前の空は、白く淡い靄に包まれていた。
合宿所のベランダに腰掛けた春霞つぐみは、指先で膝の上のノートをなぞりながら、遠くの林の輪郭をぼんやりと眺めている。
風はやわらかく、けれど靄の向こうから届く光は、まだ一歩を踏み出すには心もとなかった。

やさしくしても「軽く見られる」ことがある——そんな日々のもどかしさは、胸の奥で絡まり、言葉になる前に喉の奥で溶けてしまう。
返そうとした優しい言葉は、時に自分を守る鎧ではなく、薄いガーゼのように透けてしまうから。
それでも今日は、ちゃんと声にしてみよう。
そう決めて、深呼吸をひとつ。指先でページを開く音が、小さく朝の空気に溶けた。



ノートの白い紙面に、鉛筆の先を置く。
まだ何も書いていないのに、胸の鼓動が少し速くなる。
——この一行が、私の輪郭を形づくるかもしれない。

---



📝 午前トレーニング:短歌をもとにしたMCトーク練習

午前のトレーニングは、短歌をもとにしたMCトーク練習。
窓からは白い靄のかかった春の光が差し込み、教室の空気をやわらかく照らしている。

「五・七・五・七・七、声に出して読んでみて」
講師のやさしい声に導かれ、つぐみは昨日ノートに書いた短歌をそっと開いた。
胸の奥で温めていた言葉が、今まさに形になる瞬間だ。

——やさしさは 言葉になれば 春の風

最後の「春の風」を読み上げた瞬間、室内の空気がふっと変わった。
張りつめていた空気がほどけ、靄の向こうからやさしい日差しが差し込むように、そこにいた全員の表情が和らいでいく。



前列に座っていたメンバーが、少し目を細めて笑った。
「その声、ステージで聞きたいな」

つぐみは一瞬、照れくさそうに視線を落とす。
けれど、胸の奥で小さく灯る確信があった。
——言葉を届けることは、ただの自己表現じゃない。
それは、誰かの心をほどき、温める力になる。

---
 
🌅午後トレーニング:朗読と表情のリンク練習

午後はステージ上での朗読練習。
台本を手に、鏡の前に立つつぐみ。
講師からの指示は「表情と声を合わせること」。




物語の中で登場人物が再会する場面を読み進めるうちに、つぐみの眉や口元が自然と動き、声に感情が滲んでいく。
その瞬間、午前の短歌で感じた“誰かの心を温める力”が、自分の中で形を変えてよみがえった。

読み終えて鏡をのぞくと、そこには少し柔らかな笑みを浮かべる自分がいた。
——こんな顔、普段の私にはなかったかもしれない。
それは、声に込めた想いが表情をも変えることを知った瞬間だった。




---

🌆夕方:日記に残す時間

トレーニングを終えたつぐみは、合宿所のベランダに出、オレンジ色に染まる空を眺めながらノートを開く。
ページの片隅に、午前に詠んだ短歌と午後の朗読で感じたことを並べて書き留める。



——言葉は、声になったとき、誰かの中に春を咲かせる。

風がページをめくり、遠くで波の音が響く。
その音に包まれながら、つぐみは「明日はもっと遠くまで届く声を出したい」と静かに心に誓った。

---

🌟 エンディング曲
わらこ39STARsニューアルバム
「星結びのスターローグ」──七夕の夜に、精霊たちが“結び”のうたを歌うより

🎵 ② 「羽が生えたら、どこへ行こう」 



—言葉は羽になる。やさしさをのせて、まだ見ぬ場所へ。
つぐみは帰り道、その歌を口ずさみながら、ポケットの中の短冊をそっと握りしめた。
「いつか、この羽で飛び立とう」




🌌 「星結びのスターローグ」
── 七夕の夜に、精霊たちが“結び”のうたを歌う

🎶 Warako spirits★39stars
TikTok他 各種サイトで無料配信中

🌟 プロデュース&作詞作曲:緑川順子
(@midori_kawa_sailorojisan)
制作協力:Suno AI

💿 配信サービス:
Spotify / Apple Music / YouTube Music他

📲 TikTokはこちら
https://www.tiktok.com/@midori_kawa_sailorojisan