過去の自分を救出する④  宇宙の羅針盤より | Don't Worry, Be Happy!

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この宇宙の神秘、地球の歴史ってどうなっているんだろう。

気が向いたときに、気になったことを書きとめています。

ブルーハート  グリーンハート  ブルーハート  グリーンハート

 

 

「ねえ、マヤちゃん、この続きはどうなるの?」

「宇宙の続きを聞きたい?」

「聞きたいなあ」

「ここから先は、条件によって、いろいろなことが起きるけれどね・・・」

 少女は意味深なことを言うと、すくっと立ち上がり、あたりを観察していた。

「・・・ねえ、あそこに、女子をいじめてる男子がいるでしょ?
あの子は、ひっくり返っている子。
好きな女子をいじめたり、綺麗なものを見ると破壊したり、反対のことをしたくなるの。
今から面白い実験をするから見てて・・・」

 少女は完成した粘土の壺をテーブルの真ん中に置いて振り返ると、

「わーい、できた、できた!」と両手を上げて大はしゃぎをしてみせる。

 子供達が集まってきて、「わーきれい」「カッコイイ」「これなあに?」とみんな同時に話している。すると人垣をかきわけ、一人の少年がつかつかとやってきて、完成した壺をゲンコツで叩き潰して立ち去ってゆく。 

 あたりは騒然となり、泣き叫ぶ子や、奇声を張り上げる子、先生に言いつけに行く子、大笑いをする子、少年を追いかける子・・・、荒れ狂う竜巻のような渦の中心で、少女は平然とした顔をして、グシャっと潰れた粘土のかけらを拾い集め、再びきれいなマルを形成しようとしている。


 

 

 

 

 

(続く)

 

 

宇宙の羅針盤<上>ー22を超えてゆけ 3ー より